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尖晶石ノート

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2006/12/03 タスマニア 12/18

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045_0612031328_0679012.jpg
207.
テトラテカ・プロクンベンス  Mountain Pink-bells, Spreading pink-bells  
Tetratheca procumbens  カタバミ目トレマンドラ科  
タスマニア、ビクトリア州 高地  匍匐性

トレマンドラ科は以前はトベラ目やヒメハギ目に入れられてました。
2004/05/18 浜名湖花博 042. Platytheca galioides



046_0612031335_06800103.jpg
208.
エパクリス・ラヌギノーサ  Woolly heath, Swamp heath 
Epacris lanuginosa  エパクリス(ツツジ)科 
オーストラリア南東部、タスマニア  1.5m

 

047_0612031336_068102.jpg
209.
ピメレア・リニフォリア  Slender rice-flower 
Pimelea linifolia  ジンチョウゲ科ピメレア属 
オーストラリア南東部、タスマニア  2m

3 056. P. humilis6 106. P. drupacea



049_0612031352_556502.jpg

048_0612031342_555902.jpg
210. 211.
ヘリクリスム・プミルム  Dwarf Everlasting 
Helichrysum pumilum  キク科キク亜科ハハコグサ連ムギワラギク属
タスマニア固有種 高山  10cm

ムギワラギクの仲間です。
2004/05/18 浜名湖花博 ムギワラギク



050_0612031354_0685.jpg
212.
Phyllopsora africana  ウロコイボゴケ科ウロコイボゴケ属

ポッサムの糞

木道の脇にたくさん落ちています。
植物の繊維が見えます。

まわりの白い粒々が地衣類らしいんですが詳しいことはよくわかりません。



051_0612031351_0684.jpg
213.

こちらはウォンバットの糞です。
なぜか木道の上にもよく「置いて」ありました。
ウォンバットの糞は角張った形をしています。
なわばりを主張するため動かないようにする工夫なんでしょうか。
わざと目立つようなところに「置いて」あるような気がします。

この他、写真には撮りそびれましたが、タスマニアデビルの糞もありました。
よく見ると動物の毛や骨が混ざっているものもあります。



052_0612031340_5557.jpg
214.



  053_061203_023s.jpg
  215.
午後になって天気は持ち直しましたが、最後まで頂上はかすんでいました。



  002_0612031433_068802.jpg
  216.
 
  003_061203_024s.jpg
  217.
 
  004_0612031434_06900102.jpg
  218.  

ダブ湖から少し下って、キングビリー・トラック King Billy Track を散策しました。
開けたダブ湖のコースと違って、こちらは鬱蒼とした針葉樹の森です。

空気が違います。
無意識に呼吸をたくさんしないと勿体無いような気分になって、
何度も深呼吸を繰り返してしまいます。



  006_0612031444_0694202.jpg
  219.
キング・ビリー・パイン  King Billy pine 
Athrotaxis selaginoides  マツ目ヒノキ科タスマニアスギ属
タスマニア西部の雲霧林地帯  40m

樹齢千年といわれる巨木です。

近縁のペンシルパイン Pencil pine A. cupressoides は、
湿地を好み、斜面の上の方には生えないそうです。
キングビリーパインは水はけの良い場所を好みます。
本土の樹木と違い、山火事に対するダメージが大きいんだそうです。



008_0612031452_5595.jpg
220.
キッタリアの一種  Beech strawberry, Myrtle orange  
Cyttaria gunnii

寄生された部分が奇形(癌腫)化しています。
多くの場合、キノコ類が立ち木に侵入すると、材を腐らせて相手を弱らせるのですが、
キッタリアはそうではないようです。
マツのこぶ病やバラの根頭癌腫病のように植物の組織を奇形化させ、
そこに居座るみたいですね。

8 138.11 201.



009_0612031455_559802.jpg
221.



010_0612031344_0682.jpg

011_0612030944D_0604.jpg
222. 223.
アルペン・コーラルファーン  グレイケニア・アルピナ  Alpine coral-fern  
Gleichenia alpina  ウラジロ科ウラジロ属
タスマニア、ニュージーランド(帰化?) 高地  30cm

木道の脇を覆っているのはこれです。
開けた日当たりのよい場所によく見られました。
この段階で10-15cmくらいでしたが、
この後、新葉が展開して、30cmほどになります。

ウラジロというと、お正月の飾りに使う縁起物です。
年に一回葉の中軸の先端から新芽を延ばし、新芽の先から二股に分かれた一対の小葉を出します。
これを数年に渡り段段に繰り返していき、
暖かい地方では一枚の葉が2mほどの長さになるそうです。
この様子がいろいろな意味で目出度いんだそうです。








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207. 208. 209. 212. 213. 222.
D70s 
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di

210. 211. 214. 220. 221.
PowerShot G6

215. 217.
MZ-3
SIGMA AF 24mm F2.8 MACRO SUPER-WIDE II
SINBI100
SUPER COOLSCAN 5000 ED
2007/07 スキャン

216.(17mm) 218.(17mm) 219.(10mm)
D70s 
Tokina AT-X 107 DX FishEye 10-17mm F3.5-4.5

223.
D70s 
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro




投稿 2008/02/05
更新 2008/03/10
    2009/06/05 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2008/02/05|カテゴリー 海外Comment↑このページのTopへ

2006/12/03 タスマニア 13/18

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011_0612031517_0702.jpg
224.
ダイダイゴケの仲間  Firedot lichen, Rock jewel lichen, Orange lichen
Caloplaca saxicola  ダイダイキノリ(テロスキステス)科ダイダイゴケ属
世界中、オーストラリア南部に広く

アカサビゴケ Xanthoria elegans (オオロウソクゴケ属)だと思ったんですが、オーストラリアには分布していないそうです(Google)。

道路脇の石がさび色に染まっているのがよく目につきました。


クレイドル山から北西に17kmほど離れたところにあるロッキー山 Rocky Mountain の中腹に展望台 Rocky Mount Lookout があります。
幹線道路の峠から近いのですぐ登れます。



012_0612031519_07030102.jpg
225.
ラゲノフォラ・スティピタタ  Blue Bottle-daisy
Lagenophora stipitata  キク科キク亜科シオン連コケセンボンギク属
オーストラリア南東部に広く、南アジア、台湾  7cm

花は1cmほどしかありません。



013_0612031521_0705.jpg
226.
スギゴケ  Juniper haircap moss
Polytrichum juniperinum  スギゴケ科スギゴケ属
世界中

雌雄異株でこの株は雄株です。
花のように見える部分は雄器盤といいます。
この部分に造精器があって、雨が降ると精子が泳ぎだすようにできています。



014_0612031525_0707.jpg
227.
キノゲンティアス・ディエメンシス  Tasmanian snowgentian
Chionogentias diemensis (Gentianella diemensis)   リンドウ科
タスマニア固有種 高地  10-20cm

この山は、高い木はわずかで、
ほとんどが低い潅木と草原に覆われています。



016_0612031527I_5607.jpg

015_061203_048s.jpg
228. 229.

画像ではなかなか迫力が伝わりませんが、
眼下には広大な湿原が広がっています。
奥に見えるのはレア湖 Lake Lea です。



018_0612031529_07140102.jpg
230.
ヘルポリリオン・ノヴァエゼランディアエ  Sky lily
Herpolirion novae-zelandiae (H. tasmaniae)  アンテリカム科またはツルボラン科(旧ユリ科)
タスマニア、ビクトリア州、ニュージーランド 高山

高さ数センチ以下、花の大きさは2cmほどです。



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231.  

マット状に広がった中にぽつんと咲いていました。

実はこの植物に合うのは初めてではありません。
10年程前に山野草の通販カタログで「イルポリリオン」という名前で売っていたのを見つけて、
珍しいので取り寄せてみたことがあります。
その頃は何科かもわからず、調べても何処産の植物かもさっぱりわかりませんでした。
どういう風に育てるのかも当然わかりませんから花を見ることもなく、
最後まで正体のわからないまま枯らしてしまいました。
まさかこんなところで再会するとは。正直かなり驚きました。
これは私の手に負えなくて当然でした。



019_0612031535_07150102.jpg
232.
アネモネ・クラッシフォリア  Mountain anemone 
Anemone crassifolia  キンポウゲ科キンポウゲ亜科イチリンソウ連イチリンソウ属
タスマニア固有種 高山  10-20cm



020_0612031540_071602.jpg
233.

クレイドル山 Cradle Mountain (1545m)

ホバートのレストランのところで話にでたタレントのモンキッキーへのインタビューをどこかで読んだか聞いたことがあるんですが、
ロケの仕事の多いモンキッキーに対するインタビュアーの
「いままで一番怖かったロケは?」という質問に、
彼は「クレイドルマウンテンの頂上ですね」と答えていました。
その番組をたまたま見ていたんですが、
とんでもなく急勾配で、まさにナイフエッジという表現がぴったりな、
人の立つ幅もほとんど無いような頂上でした。
ぶらり世界遺産と所さん



019_0612032127_0730.jpg
234.
アカクビワラビー  Bennett's wallaby, Red-necked Wallaby 
Macropus rufogriseus  フクロネズミ目カンガルー科 
オーストラリア東部、タスマニア

ホテルで夕食をとった後は、夜行性動物観察ツアーへ。
といっても、車で道路をゆっくり走るだけです。
それでも、わずかの間にたくさん動物が見られます。

 
7 134.



 020_0612032103_0721.jpg
235.
アカハラヤブワラビー  Tasmanian Pademelon  Thylogale billardierii
カンガルー目カンガルー科ヤブワラビー属  タスマニア固有種

3 057.



021_0612032100_0719.jpg
236.
フクロギツネ  Brushtail possum
Trichosurus vulpecula var. fuliginosus  カンガルー目クスクス科
タスマニア固有種

ネコぐらいの大きさです。
基本変種や他の変種はオーストラリアの乾燥地帯を除いて広く分布します。

ワラビーやパディメロンに比べると若干警戒心が強いようです。
作物を荒らすので農家には嫌われているそうです。

1997/12/20 ケアンズ



022_0612032111_0724.jpg
237.
ヒメウォンバット  Common Wombat 
Vombatus ursinus  カンガルー目ウォンバット科 
オーストラリア東南部、タスマニア

道路を横断しているところに出くわしました。



023_0612032125_07280102.jpg
238.
ヒメウォンバット  Common Wombat 

別の個体です。
2 021.

この他にフクロネコの後姿を一瞬だけ見ました。
警戒心がとても強いんだそうです。

タスマニアデビルは時々声が聞こえることはあっても、
姿を見られることはまずないそうです。









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224. 225. 226. 227. 234. ~ 238.
D70s 
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro

229. 231.
MZ-3
SIGMA AF 24mm F2.8 MACRO SUPER-WIDE II
SINBI100
SUPER COOLSCAN 5000 ED
228. 2008/02、231. 2007/07 スキャン

228.
PowerShot G6

230. 232. 233.
D70s 
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di





投稿 2008/02/07
更新 2008/03/12
    2009/10/19 ダイダイゴケ追記
    2009/06/05 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2008/02/07|カテゴリー 海外Comment↑このページのTopへ

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