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尖晶石ノート

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2017/08/22|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2006/12/03 タスマニア 9/18

1/18へもどる



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156.

ダブ湖 Dove Lake の湖畔です。標高約940mに位置します。
右奥のクレイドル山 Cradle Mt. は雲に覆われています。

東部と違い、湿った偏西風の当たる西部の山岳地帯は降水量が多いです。
東京の年間降水量が約1500mm、ホバートが約600mm、クレイドル山・セントクレア湖NPは3000mm以上、
晴れている日よりも雨の降っている日の方が多いんだそうです。
この日も小雨が降ったり止んだりを繰り返していました。

ここから左へ、湖を一周するトレッキングコースを時計回りに散策します。



001_0612031002_0614.jpg
157.
ボタングラス  ギムノショエヌス・スファエロケファルス  Buttongrass 
Gymnoschoenus sphaerocephalus  カヤツリグサ科 
オーストラリア南東部、タスマニア

湖の周りはいわゆる高層湿原です。
浅い池沼の場合、底に腐植質が堆積してますます浅くなっていきます。
浅くなった部分には草が繁茂しはじめ、
冷涼な気候なために枯れても腐りきらずに泥炭の層になります。
保水力の高い泥炭が段々積み上がって水位よりも高い高層湿原が出来上がります。



005_0612031028_061902.jpg
158.
メラレウカ・スクアメア  Swamp Melaleuca, Swamp honey-myrtle 
Melaleuca squamea  フトモモ科 
オーストラリア南東部、タスマニア  3m

7 116.



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159.
ボロニア・ロンボイデア  Broadleaf Boronia 
Boronia rhomboidea  ミカン科ヘンルーダ亜科ボロニア連 
タスマニアとニューサウスウェールズ州の高山  90cm

鉢花でおなじみのボロニア属はオーストラリア固有の植物です。



007_0612031031_062002.jpg
160.
ボロニア・キトリオドラ  Lemon scented Boronia 
Boronia citriodora  ミカン科 
タスマニア、ビクトリア州 高地  1m

同じような花ばかりなので適当に端折りながら歩いていたら、
「これはさっきのと違いますよ」とガイドさんに呼び止められました。
たしかに葉っぱが全然違います。



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161.
アロカスアリナ・ゼフィレア  Western scrub sheoak 
Allocasuarina zephyrea  モクマオウ科
タスマニア固有種  2m

こちらは雄花です。
雌花は8 154.
A. monilifera の雄花は黄色く、ビーズ状になるのが特徴です。



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162.

岩についた右上から左下に走る筋は、
かつて島が氷河に覆われていた頃に移動する氷河の底が岩を削った跡だそうです。

 

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163. 164.

湖岸に降りてみると、下は石英質の礫石です。
湖水やそこに流れ込む小川の水が褐色を帯びています。
これは、ボタングラスに含まれるタンニンや、
泥炭層で生成される腐植酸(フミン酸)などの有色成分が溶け出した色です。

ちなみに、紅茶の赤い色の成分はタンニンではありません。
茶碗に着く茶渋や、なめし皮の色はタンニンによるものです。

公園内の宿泊施設では水道水に色がついていることがあるそうです。
泊まったホテルはフィルターか何かを使っているのか透明でしたが、
色のついた水を飲んでも問題ないそうです。
ちなみに、タスマニアでは雨水をそのまま飲料水に使っている世帯もあるそうです。
南半球の同じ緯度には大きな都市が無いので、雨水もきれいなんだそうです。



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  165.
アルペン・イエローガム  エウカリプトゥス・スブクレヌラタ  Alpine yellow gum
Eucalyptus subcrenulata  フトモモ科ユーカリノキ属 
タスマニア固有種 高地  25m

よく似た Tasmanian snow gum E. coccifera はより乾燥した場所を好みます。



013_0612031051_543902.jpg
166.
ロクショウグサレキンモドキ  Blue stain fungi, Green wood cup 
Chlorociboria aeruginascens 
子嚢菌門チャワンタケ亜門ズキンタケ綱ズキンタケ(ビョウタケ)目ズキンタケ科ロクショウグサレキン属
全世界

緑色を帯びた朽木が落ちています。
これは、ロクショウグサレキンというキノコが枯木に入り込んだものです。
この菌が入ると材が部分的に緑色に染まります。
このキノコは比較的硬い材質を好みますが、材を腐らせる能力は弱いようです。
ヨーロッパなどではこのキノコの入った材を使って木工細工などの工芸品を作ります。

写真には撮れませんでしたが、2mmほどの青緑色をしたハート型のキノコが生えていました。
ロクショウグサレキンモドキは傘の縁に柄が付くのが特徴で、
ロクショウグサレキンは傘の中央付近に柄が付いて鋲形になります。

日本でも林の中を歩いているとロクショウグサレキンに染められた木の破片をよく見かけます。


> 2008/09/19 キノコ狩り 1/3
2009/11/13追記




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015_0612031330_5552.jpg
167. 168.
エパクリス・インプレッサ  Common heath 
Epacris impressa  エパクリス(ツツジ)科 
オーストラリア南東部に広く  3m

花色は白の他、ピンクや赤など変異があります。
ビクトリア州の州花です。



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016_0612031118_06290103.jpg
169. 170.
エリカモドキ  Wiry Bauera, River rose, Dog rose 
Bauera rubioides  クノニア(ユキノシタ)科エリカモドキ属 
オーストラリア南東部、タスマニア  3m

ニュージーランドでもそうですが、タスマニアに自生する植物の花は何故か無彩色なものが多いです。
本土の花が過剰なほどカラフルで奇抜なのとは対照的です。
7 115.2000/09/04 西オーストラリア西オーストラリア '961997/12/20 ケアンズ



018_0612031119_06300102.jpg
171. 
リケア・スコパリア  Scoparia 
Richea scoparia  エパクリス(ツツジ)科 
タスマニア固有種 山地  3m 

8 142.








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156. 163. 165.
MZ-3
SIGMA AF 24mm F2.8 MACRO SUPER-WIDE II
SINBI100
SUPER COOLSCAN 5000 ED
2007/07 スキャン

157. 158.~161. 167. 169. 171.
D70s 
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di

162. 164. 166. 168.
PowerShot G6




投稿 2008/01/31
更新 2008/03/04
    2009/06/05 サムネサイズ
    2009/11/13 追記
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2008/01/31|カテゴリー 海外Comment↑このページのTopへ

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