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尖晶石ノート

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2024/03/19|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2001/10/20 京都

2001年10月20日から1泊2日で京都へ出かけました。



9758.jpg
001.
コロラマ


1日目は、京都と大阪の丁度中間に位置する枚方へ。
目的はひらかたパークのバラ園です。
東の京成ばら園芸、西の京阪園芸(旧ひらかた園芸)といえば日本のバラ品種作出の2大巨頭です。
その息のかかったひらかたパークのバラ園は憧れの地でした。
普段通う関東近辺のバラ園に行くと、
国産のは京成の作るバラばかりで京阪のはいくらも見られませんでした。

 
さて、その感想ですが、ちょっと肩透かしでした。
私的には関東のバラ園でよく見られるような品種見本園のようなものを期待していたのですが、
現実は時流に合わせてイングリッシュガーデン風庭園そのものです。
そこに植えてある品種もイングリッシュ系か原種がメインで、
モダンローズは片隅にまとめて植えてある程度で
あまり鑑賞に耐えるものではありません。
しかし、イングリッシュ系と原種が好みの人には強くオススメできます。
ハイブリッドティーやフロリバンダ以外は秋には花つきが悪いので春の方がいいと思います。
秋ならば遅めに行けば原種の実が楽しめるでしょう。



dbfa.jpg
002.
東福寺

枚方が意外に早く上がってしまいましたので、
途中下車して東福寺と伏見稲荷に寄ることにしました。
東福寺と言えば紅葉で有名なところらしいですね。
確かに谷あいにモミジがたくさん生えていて晩秋には見事だと思います。
でも今回のお目当ては苔庭です。
白い石とオオスギゴケの市松模様が大変おしゃれでした。



f997.jpg

945c.jpg
003. 004.
伏見稲荷

東福寺から南へ1kmほど歩くと伏見稲荷です。
本社の裏山に縦横無尽に参道が走り、千本鳥居が立ち並んでいます。
適当に堪能したところで山を降りました。


一度ホテルで荷物を降ろして、錦通り(錦小路通)にお土産とお惣菜を買出しに。
夕食は某デパートの和食レストランでしたが、これは×。
翌日の朝食は部屋で買ってきたお惣菜を広げて食べたのですが、その美味しいこと(笑




2日目は京都府立植物園です。
入り口でネットで知り合いになった方と待ち合わせして、
ご一緒に園内を回ることとなりました。



16c9.jpg
005.
オーシャンブルー

この花はノアサガオ Ipomoea indica の園芸品種オーシャンブルーらしいです。
札が無かったのですが、あとで別のネット仲間の方に教えていただきました。

デジカメ(E990)で撮ったんですが実物はもっとビビッドな色でした。



4664.jpg
006.
ブルンスビギア・ストリアタ Brunsvigia striata

南アフリカ西部産のヒガンバナ科球根植物がいくつか展示してありました。


d91a.jpg
007.
ハエマンサス・アマリロイデス Haemanthus amarylloides

同じく南アフリカ産です。



13fd.jpg
008.
テンジクボタン Dahlia pinnata

ダリアの交配親の一つです。



c9c5.jpg
009.
ダリア・スカピゲラ Dahlia scapigera

原種のダリアです。



bc81.jpg
010.
ツマグロヒョウモン

雄です。
雄よりも雌の方が美しい変わった蝶です。
ド派手な幼虫はスミレの葉をかじります。
参照:昆虫エクスプローラさん
小雨が降っていて蝶もあまり動けないようでした。



d526.jpg
011.
サネカズラ

ビナンカズラとも言います。
昔は鬢付け油をこの植物から採ったそうでこの別名があります。
実は美味しそうですが人間の口には合いません。



3ffa.jpg
012.
サガリバナ

ここの温室の植物は古い個体が多いような印象がありました。
ちなみに、サガリバナのある植物園は割と珍しいと思います。
琉球列島以南の水辺に生える樹木です。
夜開性なので木に咲いているところが写せなかったのが残念。



9db1.jpg
013.
サガリバナ

参考: 竹盛旅館(西表島でサガリバナの見学ツアーを企画しています)



2f1a.jpg
014.
ヒビスクス・コキオ・サイントヨハニアヌス ‘ベルベット・サンセット’ 
Hibiscus kokio ssp. saintjohanianus ‘Velvet Sunset’

ハワイ産の原種ハイビスカスです。
デジカメ画像なのでうまくオレンジが再現できないようです。
誰かがタケコプターと呼んでウケていました(笑



fedd.jpg
015.
インパチェンス

原種のインパチェンスのコレクションがありましたが・・・札落ちです。
全体に札の欠落が目立ちました。
これも古い植物園の特徴でしょうか?(苦笑



c8d9.jpg
016.
ツバキカズラ Lapageria rosea

これも割と珍しい植物です。
ユリ科またはフィレシア科に含まれますが、
個人的見解ではアルストロメリア科に近いものと思われます。
チリの国花にもなっています。



e074.jpg
017.
アリストロキア・トリカウダタ Aristolochia tricaudata
ウマノスズクサ科

見学者にお尻を向けてしまっていたところをデジカメで目測で撮りました。



66a9.jpg
018.
大原女 HT

ここには京都の地名シリーズのバラが集めてあると聞いてワクワクして来ました。
こういう品種名をつけるのは京阪園芸です。
京阪園芸のバラは形が整っており、微妙な色合いなものが多いようです。



98d6.jpg
019.
高雄 HT

好きなバラをいくつか挙げろと言われたら、このバラは五本の指に入るかもしれません。
名前は紅葉で有名な京都の地名です。
イロハモミジの別名のタカオカエデの名の由来にもなってます。



6987.jpg
020.
マジョレット HT


コロラマの写真と見比べていただけると解るように、
初日とはうって変わってこの日は小雨が降っていました。
でも、私はバラを撮るにはベターなコンディションだと思っています。
風が強いと話は別ですが。



70b9.jpg
021.
レオニダス HT

比較的最近の品種です。
なんとも言えない微妙な褐色が魅力です。



2ff6.jpg
022.
パーフェクト・モーメント HT


とにかく、この植物園は広いです。
「全部見てやるぞ」という気合を込めて行ったので
ゆっくり歓談をしている余裕はありませんでした。
折角お付き合いいただいた知り合いに退屈な思いをさせてしまい少々心苦しかったです。



bda0.jpg
023.
アルテッシモ Cl



植物園を出た後、門の前にあるモンブランが美味しいということで目をつけておいたケーキ屋で一休みしようと思っていました。
でも、かなり並んでいて席がしばらく空きそうもないのですぐにあきらめてガイドブックの記憶を頼りに他の店を探すことに。
結局、みんなを散々引きずりまわした挙句、
ようやく1件のカフェレストラン(2006年に閉店)に落ち着いたのですが・・・・・・
話が持たない(汗
たくさんお話したいことがあったはずなんですが・・・
私は植物を前にしなければ話ができないようです。



7a71.jpg
024.
お土産

知り合いと別れた後は京都駅でお土産を物色して、
某デパートの湯葉料理専門店に。
随分並びはしましたが、ここは前日の店とはうって変わって美味しくいただけました。
何より接客態度が気持ちいい。
私はどうもその辺を気にする傾向が強いようです。

ちなみに漬物ばかり買いまくってきました。
左端の葛粉と葛きりはいただきものです。



ba3b.jpg
025.
土瓶蒸し(風)

松茸専門店に寄って韓国産のマツタケも買ってきたので作ってみました。
中国産とは比べ物にならないくらい美味しかったです。




コメントはこちらへどうぞ




003. 005. 012. 014. 017. 024. 025.
COOLPIX990

それ以外
MZ-3
SINBI100
COOLSCAN II

002.
SIGMA SUPER-WIDE II 24mmf2.8

019.
TAMRON SP AF90mmf2.5 + Kenko AF 2X TELEPLUS

それ以外
TAMRON SP AF90mmf2.5




この記事は2002年2月に某BBSに投稿した記事に肉付けして再編したものです。
その折は大変お世話になりました。



投稿 2004/12/21
更新 2007/11/14 ほたる石画帖から移動、ヤフブリから画像を移動、記事修正
    2007/11/28 外部リンク修正
    2010/08/29 サムネサイズ





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2004/12/21|カテゴリー 近畿Comment↑このページのTopへ

2004/05/01 奈良 1/2

2004年5月1日からニ泊で奈良へ行ってきました。

京都から近鉄に乗り換えて長谷寺へ。
奈良大和路ポケットパス(二日間有効)を利用しています。
近鉄JRが同様の割引サービス何種類も発行しているので日程に合わせて利用するといいと思います。


長谷寺はボタンで有名です。そろそろ終わりかけでした。


20041227051111.jpg
001.
ボタン
長谷寺

PLフィルター使用


20041227051348.jpg
002.
ボタン
長谷寺

PLフィルター使用


04050100302.jpg
003.
モチツツジ
長谷寺
西日本に多い野生のツツジです。
やわらかなピンクで結構好きな花です。


20041227051659.jpg
004.
シャクナゲ
長谷寺


20041227051754.jpg
005.
ボタン
長谷寺


20041227051843.jpg
006.
ボタン 天女舞
長谷寺


長谷寺を一回り(一方通行の部分が多いので注意)した後、
門前町でにゅうめんをいただいて、當麻寺(たいまでら)へ。
よくわからないのですが、細々とした寺院が寄り集まっていて、
それぞれが拝観料を取ります。
とりあえず花を見るだけなら西南院と奥の院だけで十分な気がします。
シャクナゲが見頃でした。
中之坊奥院


20041227051950.jpg
007.
ボタン
當麻寺


04050100802.jpg
008.
クロバナロウバイ
當麻寺


04050100902.jpg
009.
シャクヤク
當麻寺


20041227060036.jpg
010.
シャクナゲ
當麻寺

COOLPIX990


當麻寺から歩いて15~20分ほどの場所に石光寺(せっこうじ)があります(少々道がわかりにくいです)。
やはりボタンやシャクヤクで有名なところです。
ボタンはほぼ終わっていて、シャクヤクが見頃でした。
長谷寺に比べ閑静で、深紅のシャクヤクの花園が幻想的ですらあります。


20041227054350.jpg
011.
シャクヤク
石光寺


04050101102.jpg
012.
カキツバタ
石光寺
ハナショウブより花期が早く、葉の幅が広いのが特徴です。


0405010120202.jpg
013.
シャクヤク
石光寺


20041227070233.jpg
014.
シャクヤク
石光寺


当麻寺駅へ戻ってから、駅前の中将堂本舗でよもぎ餅をいただきました。
お茶がついて300円。さっぱりした甘味の餡とつきたての柔らかいお餅がウットリ物です。
奈良へ戻って宿にチェックインしてから夕飯に。
柿の葉寿司専門店の平宗
茶粥と柿の葉寿司のセットがすごく美味しかったです。
わらび餅をたのむのも忘れてはいけません。


 
2日目は飛鳥駅からレンタサイクルで飛鳥路を回ることに。


20041227072723.jpg
015.
高松塚古墳
高松塚壁画館

COOLPIX990


20041227072911.jpg

20041227073338.jpg
016. 017.
猿石
欽明天皇陵の隣にあります。
裏にも顔がついているそうですが見ることはできませんでした。
仮面をかぶった演者がモデルだという話ですがはっきりは解らないのだそうです。

COOLPIX990


20041227073803.jpg

20041227073844.jpg
018. 019.
鬼の俎(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)
鬼が人間をこのまな板で料理し、雪隠(=便所)で用を足したという伝説があるそうです。
実際にはまな板の上には元々棺桶が安置されていて、雪隠の部分がその上に覆い被されていたのだそうです。

COOLPIX990


20041227074258.jpg
020.
亀石 
これもよく正体は解らないそうですが、
一説にはまだ作成途中だったんじゃないかと言われてます。
でも、見た印象では、十分完成しているように感じました。

COOLPIX990


20041227074642.jpg

20041227074728.jpg
021. 022.
二面石 
聖徳太子生誕の地と云われる橘寺の境内にあります。
表裏で善相と悪相を現しているそうです。

COOLPIX990 ワイコン使用


20041227075032.jpg
023.
石舞台

COOLPIX990


20041227075249.jpg
024.
石舞台の天井です。下を向くと人がぎっしり。

24mm


20041227075347.jpg
025.
酒船石 
周りには人がたくさんいます。かなりねばって人の切れ目を撮りました。
小高い丘の上にあって、ここまで上り詰めてきた人達が一様に無言でこの石に手を置いて見つめているのが印象的でした。
言葉を失うほどの存在感がこの石にはあります。

24mm


20041227075726.jpg
026.
オオゴマダラ
橿原市昆虫館 
ハチドリが見られると聞いて楽しみにして来ましたが、一羽も見られませんでした。

COOLPIX990

2007/07/01補足:
先日、テレビ番組でこちらでハチドリの撮影をしようとしたら2時間くらい待ったそうです。
余程運がいいか時間に余裕が無いと見られないみたいです。


20041227075916.jpg
027.
宿の窓のすぐ前はライトアップされた興福寺五重塔でした。

COOLPIX990




2/2へつづく




特に断りがなければ、
MZ-3
TAMRON SP AF 90mm F2.5
SINBI100
COOLSCAN II

24mm=SIGMA AF 24mm F2.8 SUPER-WIDE II




投稿 2004/12/27
更新 2007/11/21 ほたる石画帖から移動、画像を一部差し替え、リンク修正
    2008/01/12 TBP
    2010/08/28 サムネサイズ




アヤメ科 - トラックバック・ピープル

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2004/12/27|カテゴリー 近畿Comment↑このページのTopへ

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