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尖晶石ノート

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2024/03/19|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

粒状感を誤魔化してみる

20041209060641.jpg
001.
素材は135判フィルムです。
Photoshopに直接スキャナーから入力します。
最終的に4:3にしますがフィルムのフォーマット3:2のまま取りこんでます。
サイズは1800×1200pixel(最近は2400×1800でやってます)。
保存するときのサイズより大きめに取りこみます。



20041209061015.jpg
002.
水平の狂いが目立っていたので自由変形ツールで合わせます。


20041209061359.jpg
003.
切り抜きツールで大雑把にトリミングします。


20041209065826.jpg
004.
表示を少し拡大してゴミがついてないか探します。
ある程度までの大きさならスタンプツールを不透明度70%ぐらいで、
日付みたいに大きく目立つものは多角形選択ツールで選択してから
矩形選択ツールにして似たような色の部分へ範囲を移動します。
コピー→ペースト→移動ツールを何回か繰り返します。

この時点でオリジナルとして保存します。


20041209064726.jpg
005.
レベル補正かトーンカーブで補正します。
RGBの左下を押さえると暗部が締まり、右上を釣り上げるとハイライトが映えます。
色は緑と青だけ触れば大体済んでしまうので赤のグラフは触らないことが多いです。
やり直すためにカーブ情報をその都度保存します。


20041209065114.jpg
006.
フィルムの枠の写りこみや回転したときのはみ出しがまだ残っているので
切り取るかスタンプツールなどで消します。


20041209070618.jpg
007.
無理に明るくしたせいかのっぺりした部分に感光物質の結晶の粒子が写ってしまいました。
暗い部分やごちゃごちゃした画面なら気にならないのですが、
今回はぼかしフィルターでごまかしてみます。


20041209071755.jpg
008.
まずレイヤーを複製します。


20041209071013.jpg
009.
ぼかし(詳細)フィルターをかけます。
半径を小さめ、しきい値を大きめにするのがコツです。


20041209071321.jpg
010.
少しはましになりましたが・・・


20041209071503.jpg
011.
レイヤーの不透明度を変えて効果を微調整します。


20041209072753.jpg
012.
まず一辺のサイズを決めてリサイズします。


20041209072959.jpg
013.
切り抜きツールで微調整してからキャンバスサイズを切り詰めます。


20041209073329.jpg
014.
ヨットなどがぼんやりしているのでアンシャープフィルターをかけます。
一度レイヤーを統合してから再びレイヤーを複製します。


20041209073603.jpg
015.
やはり半径を小さめ、しきい値を大きめに。
シャープ系・ぼかし系フィルターは画像の解像度によって
効果の現れ方が変わってくるので気をつけます。


20041209073847.jpg
016.
レイヤーの不透明度を変えて微調整します。


20041209074243.jpg
017.
レイヤーを統合してから圧縮率6〜8ぐらいで保存します。


20041209074534.jpg
018.
Web用にもう一度サイズダウンして、アンシャープマスクを弱めにかけて保存します。







2007/11/13 追記
この頃と現在とはPC環境が変わりまして、
以前はろくにディスプレイの調整機能も無いような環境でしたので明度や色調が滅茶苦茶でした。

フォトレタッチソフトはこの頃はPhotoshop5.0を使っています。
最近ではトーンカーブ以外にも「色相・彩度」や「特定色域の選択」、「調整レイヤー」ツールを使うことが多いです。




コメントはこちらへどうぞ




MZ-3 + TAMRON SP AF90mmf2.5
PLフィルター使用
SINBI100
COOLSCAN II





投稿 2005/12/09
更新 2007/11/12 ほたる石画帖から移動、記事修正、追記
    2007/12/26 サムネイルサイズ指定
    2010/09/24 サムネサイズ




 

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2004/12/09|カテゴリー 写真についてComment↑このページのTopへ

ピンボケを誤魔化してみる

素人ですが、ちょっとしたPhotoshopを使ったテクニックを紹介したいと思います。


画像をご覧下さい。

20050912234545.jpg
001.
コンデジで撮ったものです。

見事にピントが背景に行ってしまいました。
コンデジ(コンパクトデジカメ)は元々ピントが合わせにくい上、
シャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでのタイムラグが長いので
とかく動くものは苦手です。

では、このピンボケをフォトレタッチで誤魔化してみましょう。
さて、うまくいくでしょうか・・・

目標は胴の部分にシャープをかけ、逆に背景側をぼかすことによってピントの位置を誤魔化します。
胴と脚や背景との差が曖昧なので、手で選択範囲を作成していきます。

(ここで表示するためにリサイズしてありますが
実際にはオリジナルサイズのまま作業していきます)



まず、レイヤーパレットの背景画像を右クリックしてレイヤーの複製を行います。



ピントを合わせたい部分を多角形選択ツールで大雑把に囲みます。
このとき、選択したい部分のやや内側を選択してください。

20050912234619.jpg
002.



次に画面を右クリックして選択範囲を保存してください。

20050912234708.jpg 20050912234746.jpg
003. 004.



すると、新規にアルファチャンネルが作成されます。
これは選択範囲をあたかも画像のように扱うためのツールです。

20050912234835.jpg
005.
チャンネルパレットで確認できます。



アルファチャンネルをクリックすると、
このような画面が表示されます。

20050913055447.jpg
006.
(パレットの目のアイコンはすべて表示させておいてください)

赤い色は選択範囲をわかりやすくするために便宜上色を分けて表示しているのです。
設定によって他の色に変えることも出来ます。



はみ出ている部分をエアブラシツールなどを使って塗りつぶすことで
選択部分を増やしていきます。
このとき不透明度を調整して、選択範囲の境界部分を微妙にぼやかします。

20050912235049.jpg
007.


20050913055911.jpg
008.
アルファチャンネルを非表示に切り替えて確認しながら塗っていきます。
はみ出してもヒストリーで戻るか消しゴムを薄くかければ大丈夫です。
焼きこみツールや覆い焼きツールを使えばより微妙に調整できます。

手前側の脚部分も薄く選択として加えておきました。



下左にある小さなアイコンをクリックして、
アルファチャンネルを上のレイヤーへ選択範囲として読み込ませます。

20050912235128.jpg
009.



上のレイヤーを選択してコピー→選択範囲内にペーストします。

20050913062149.jpg
010.

20050913062420.jpg
011.



2番目のレイヤーを選択して思いっきりぼかしフィルター詳細をかけます。
何度か調整しながらやりなおしてください。

20050912235237.jpg
012.



背景が自然にボケました。

20050913063226.jpg
013.



一番上のレイヤーを選択して
思いっきりアンシャープマスクをかけます。
荒れるぎりぎりの量まで何度かやりなおします。

20050912235402.jpg
014.

20050913070807.jpg
015.



レイヤーの不透明度を変えて効果の微調整をします。

20050913071052.jpg
016.



レイヤーを統合します。

20050913071336.jpg
017.



手前側の目が奥よりもぼやけているので、
シャープツールを弱くかけます。

20050913073814.jpg 20050913074009.jpg
018. 019.

20050913074244.jpg
020.



大雑把にトリミングします。

20050913081157.jpg
021.



トーンカーブで色調を調整します。

20050913081420.jpg20050913081851.jpg2050913082009.jpg
022. 023. 024.
必ずトーンカーブは毎回保存するようにしています。



一辺を決めて解像度を落としてから画像サイズを切り詰めます。

20050913082912.jpg
025.
 
20050913082549.jpg
026.



弱くアンシャープマスクをかけます。
これはサイズダウンした時にぼやける現象があるからです。

20050913083203.jpg
027.



アルファチャンネルを削除します。

20050913155856.jpg
028.



保存します。

20050913160257.jpg 20050912234545.jpg
029. 030.
030がオリジナルです。


いかがでしょう?
少しは誤魔化せたでしょうか。
まだまだピンボケ感は残っていますが、
これ以上やると画像が粗くなるので適度なところで妥協します。

境界が割とはっきりしているのなら、
自動選択ツールやマグネットツールで選択してから
「境界をぼかす」でやってもいいと思います。

アルファチャンネルはフィルターを部分的に強弱をつけてかけたいときに効果を発揮します。



2011/10/04 追記

最近は多角形選択ツールや自動選択ツールで大雑把に選択し、
新しいレイヤーとして張り付け、
背景を非表示にしてから消しゴムツールで周辺部分を消しています。






コメントはこちらへどうぞ




PowerShot G6




投稿 2005/09/13
更新 2007/12/07 ほたる石画帖から移動
    2011/10/04 追記




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2005/09/13|カテゴリー 写真についてComment↑このページのTopへ

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