尖晶石ノート

2006/04/08 小山田緑地

 
東京都町田市にある小山田緑地に行ってきました。
6年ぶり二度目です。

町田バスセンターより多摩丘陵病院行きのバスで扇橋下車、
もしくは小山田行きのバスで大泉寺下車です。


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001.
シロバナキランソウ シソ科

ちょっと珍しいキランソウの白花です。

参照:こども自然公園


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060408s04103.jpg
002. 003.
タチツボスミレ

地上部に茎を持つスミレです。
この写真は小さな株を選んで撮っていますが、
通常は横に広がるような株立ちになります。
葉は心臓形で、葉の付け根にくし状の托葉があります。

林の中や林を開いた造成地などで普通に見られます
最も個体数の多いスミレかもしれません。

開花時期が長く、2月頃から咲いていることもあります。
花の色は変異が多いですが、普通は薄い紫で、
中心は白い部分が大きいです。

花びらは開きが強く、中心部にオレンジ色の葯がよく見えるのが特徴です。
通常、花の内部は無毛です。


060408s03404.jpg

060408s03703.jpg
004. 005.
ニオイタチツボスミレ

風通しの良い雑木林や林の周りの草地などで見られます。
タチツボスミレ同様有茎ですが、開花時は地上茎はそれほど伸びません。
咲き始めは無茎種と間違えやすいです。

タチツボスミレよりも濃い鮮やかな紫で、
中心部の白い部分とのコントラストがはっきりしている印象が強いです。
花びらは重なり気味で、丸っこい花形です。

花茎はタチツボスミレに比べて毛が多い場合が多いのですが、
ここの株はあまり毛が目立ちませんでした。

名前のように香りがありますが、それほど強くなく、
天気の良い日の午前中が特に香るそうです。
人によってもこの匂いを感じやすい人とそうではない人がいるようです。


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006.
ニョイスミレ (ツボスミレ)

有茎タイプのスミレです。
咲き始めはこのようにこんもりとした株立ちをしていますが、
咲き進むにつれて立ち上がり、全く違う姿に変身してしまいます。

湿った場所を好み、日当たりの良い所から薄暗い林内まで見られます。

花は小さく、白に中心部の紫色が目立ちます。
花期は最も遅い方です。

参照:フィオーレ小淵沢奈良


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060408s06402.jpg
007. 008.
アカネスミレ

明るい林の下や林の周りで見られます。

割と背が低く、株立ちもこじんまりしています。
花は他のスミレ類よりも赤みのある濃い紫が多いです。
花期はやや遅い方です。

花の中心部が毛深く、しべがあまり見えません。
花の形は割と整っていて可愛いスミレです。
写真には写っていませんが距(花の後ろに飛び出している袋状の部分)が細くて尖るのも特徴の一つです。
コスミレと見分けるときのポイントとなります。

葉の形は卵形です。
葉や花茎は毛深いものが多いですが、
このあたりのアカネスミレは毛が少ない個体が多いようです。
それでも葉裏や新葉はやはり毛深かったです。

参照:フィオーレ小淵沢


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009.
ノジスミレ

湿り気のある日当たりの良い草地などに好んで生えます。
スミレに比べると花期はやや早めです。

スミレの花茎がすらっとしているのに比べて、
やや低い位置に花を着ける傾向があり、
写真に撮るのに苦労するスミレです。

花は青紫ですがやや色むらがあります。
花弁そのものもややでこぼこした感じです。
大き目の花ですがやや横広の印象があります。
通常は花の中心は無毛ですが、しべはやや見えにくいです。

葉は鈍頭の披針形(ササの葉のような形のこと)で
葉柄の翼はあまり目立ちません

明るい緑色で花弁同様よれよれしたような印象があります。
通常は全体に毛深いです。


060408s04303.jpg
010.
ヒメスミレ

林の中の遊歩道の脇で咲いていましたが、
通常は民家の周りで見られます。

細っこい花茎を立てて小さ目の花を咲かせます。
色は濃い目の紫で、花弁は細く、やや縦長の花形です。
花の中心部は有毛です。

スミレに似ていますが、葉が長三角形で裏が赤みを帯び
葉柄に翼がありません。
鋸歯はやや強めです。

参照:フィオーレ小淵沢泉蔵寺


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011.
スミレ

「スミレ」という名のスミレです。
日当たりの良い草地などでも見られますが、
道端のアスファルトの隙間や石垣などを特に好むようです。
この写真も民家の石垣で撮りました。

すっくとした花茎に濃い紫の花を比較的たくさんつけます。
花の中心部は有毛です。
花期はやや遅めです。

葉は鈍頭の長披針形〜長楕円形葉柄に翼があるのが特徴です。
葉はやや立ち気味に着きます。
毛は有ったり無かったり定まっていません。


060408s4141.jpg
012.
アオイスミレ (夏葉)

最も花期の早いスミレの一つです。
他のスミレが盛りの頃には花は終わってしまい、
夏葉が繁り始めています。
アオイスミレの夏葉は一見キク科か何かのようです。

比較的湿度の高い林下でよく見られます。
匍匐茎で繁殖し、群生することもあります。
分類上はヨーロッパ産のニオイスミレに近いものです。

参照:神奈川県自然環境保全センター





小山田緑地は多摩丘陵の中にある森林公園です。
典型的な多摩丘陵は雑木林(二次林)で覆われた低い丘と、
谷戸田(やとだ)と呼ばれる谷あいの小規模な田んぼが細かくひだ状になって構成しています。
しかし、こんなところでも宅地がひしひしと押し寄せているのが現状です。
ジブリ映画の「平成狸合戦ぽんぽこ」もこのあたりが舞台だそうです。

小山田緑地は分園がまわりに点在し、
散策路もわかりにくいので、管理事務所で地図をもらうことをお勧めします。







分類別> スミレ

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012.
PowerShot G6

それ以外
MZ-3
TAMRON SP AF 90mm F2.5
SINBI100
COOLSCAN II





投稿 2006/04/26
更新 2007/12/21 ほたる石画帖から移動
    2010/08/27 サムネサイズ














































 
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2006/04/27|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

2005/04/17 こども自然公園

 
横浜市旭区にあるこども自然公園です。 (非公式サイト
相鉄線二俣川から徒歩15分ほどです。

地元では桜の名所で、バーベキュー設備や大規模なアスレチック、ふれあいタイプの小動物園など、家族連れで休日を過ごすには持ってこいだと思います。


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001. 002.
フデリンドウ リンドウ科

春先に咲く、10cmにも満たないリンドウです。


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キランソウ シソ科

参照:シロバナキランソウ


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004.
ツクバキンモンソウ シソ科

最近まで同じキランソウ属のジュウニヒトエと区別せずに同じものだと思い込んでいました。
ジュウニヒトエは葉に赤斑が無く、
花序が葉より上に塔状に立ち上がります。

ジュウニヒトエはももみさんのブログをご参照ください。


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005.
ヒトリシズカ センリョウ科


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006.
マルバスミレ (ケマルバスミレ) スミレ科

林下の土が剥き出しになったようなところを好みます。
割と群生していることが多いです。

ほぼ花全体が白く、唇弁にだけ筋が入ります。
花の形はふくよかで丸い印象です。
花は開き気味でオレンジ色の葯がよく見えます
内側の毛の有無は定まっていません。
花期は中位といったところですが、結構遅くまで残っていることもあります。

葉は心臓形毛が多いです。
前は和名がケマルバスミレ呼ばれ、無毛のタイプをマルバスミレと呼んでいましたが、
無毛タイプは稀なため、毛のある方もマルバスミレと呼ぶことになりました。
無毛タイプをケナシマルバスミレと呼ぶこともあります。





横浜市内にはこういった森林公園が意外に多いです。
その中でもここは特に大きい方だと思います。
市内には公園化されていない林もわずかにありますが、
こうして行政の管理下に置かないと急速に宅地化されてしまうのが現状です。

しかし、森林と名はついていても、公園化するということは
人の手を入れて下草(=森林の下層)を払ったり、
遊歩道をそこいら中に這わせるということで、
必ずしも自然に優しいことをするというわけではありません。

ここに初めて訪れたのは15・6年ほど前ですが、
その頃あったイチリンソウの大群落は、どこかへ姿を消していました。







分類別> スミレ

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002. 005.
PowerShot G6

それ以外
MZ-3
TAMRON SP AF 90mm F2.5
SINBI100
COOLSCAN II




投稿 2006/05/02
更新 2006/05/08 TB:photo Life セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)とジュウニヒトエ(十二単)
    2007/12/21 ほたる石画帖から移動
    2010/08/27 サムネサイズ














































 
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2006/05/02|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

2006/04/15 図師小野路歴史環境保全地域

東京都町田市にある図師小野路歴史環境保全地域です。
小野田緑地の隣に位置しますが、公園化されているわけではなく、
広い範囲が保全地域として指定されています。

従って、特に入り口があるわけではなく、
バスの路線や降りたところによって様々な方向からアプローチできるわけです。



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001.
ゲンゲ (レンゲソウ) マメ科

「レンゲ」の名で親しまれる植物ですが、標準和名は「ゲンゲ」です。
中国原産の越年草(秋から春にかけて生育する一年草のこと)です。

マメ科の植物は根に根粒菌を共生させて、空気中のチッ素分子から植物が栄養として利用できる形の分子へ固定させる性質があるのですが、
ゲンゲは特に効率よくチッ素固定をするので田んぼの緑肥に利用されてきました。

また、癖の無い良質な蜂蜜が採れるので養蜂家にはありがたい植物なのですが、
最近はゲンゲを利用する農家も減ってきているのが現状です。



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002.
ケキツネノボタン キンポウゲ科

漢字で書くと「毛狐の牡丹」。
よく似たキツネノボタンは全体に無毛で、そう果の先端がかぎ状に曲がることで区別できます。
また、ケキツネノボタンの小葉の方が鋸歯が深く、幅が狭い傾向があります。
人里で見られるのはケキツネノボタンの方が多いそうです。



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003.
サギゴケ シソ科



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004.
ムラサキサギゴケ シソ科

湿地に群がり咲く姿はなんとも可愛らしいものです。
和名だけ見ると、ムラサキサギゴケの方がサギゴケの変異種みたいですが、
学名上はサギゴケの方がforma(品種)に当たります。
個体数もムラサキサギゴケの方が多いです。



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005.
ムラサキサギゴケ

オレンジの斑点の部分が赤く大きい個体もありました。



060415s00502.jpg
006.
ニオイタチツボスミレ

田の畦にニオイタチツボスミレが咲くのも谷戸田ならではではないでしょうか。

小山田緑地



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007.
ニョイスミレ (ツボスミレ)

田んぼの用水路もニョイスミレが好んで生える場所です。



060415s01903.jpg
008.
ニョイスミレ

花全体が薄いピンクの個体も時々見られます。

小山田緑地



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009.
スミレ

田の畦から少し離れた乾いた所に生えてました。

小山田緑地



060415s01704.jpg
010.
アカネスミレ

斜面になったようなところが特に好きみたいです。

小山田緑地



060415s02502.jpg
011.
シュンラン ラン科

林に入るとシュンランがたくさん咲いていました。
小山田緑地よりも荒らされていない感じですね。



060415s023.jpg
012.
シュンラン 



060415s02802.jpg
013.
チゴユリ スズラン科(ユリ科)

今のところはまだユリ科として覚えておいても構わないと思います。
上から見ると見過ごしてしまいそうな地味な花ですが
下から覗くと結構可愛いです。



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014. 015.
ヒラフスベ? タコウキン科(サルノコシカケ科)

はじめ見つけたときはなんだかさっぱり判らなかったのですが、
どうやらヒラフスベのようです。
左の状態からジャガイモ状に成長して、ついには右のように崩れてしまいます。
ヒラフスベはアイカワタケというキノコと同じもので、
条件によって形態が変わるのだそうです。

アイカワタケは減数分裂した担子胞子(有性)を作りますが、
ヒラフスベは内部の菌糸がそのまま胞子に変化した厚膜胞子(無性)を作り、
外皮が破れて胞子を散布します。

アイカワタケ同様食用にできるそうです。
(写真と同じものを見つけても食べるかどうかは自己責任で。)



060415s03402.jpg

060415s03302.jpg
016. 017.
ビオラ スミレ科

畑の隅にたくさん咲いていました。
多分、古くに導入された‘ヘレン・マウント’という、原種のViola tricolorに極近い品種だと思います。
このようにこぼれ種で居ついてしまう丈夫な花です。
最近は国内で種を売ってるのを見かけることは少なくなりました。



この後、野津田公園へ移動しました。



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018.
キララタケ ヒトヨタケ科

朽木に生えるやや小型のキノコです。
一応食用にできます。



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019.
フデリンドウ リンドウ科

乾いた明るい林の中などで見られます。
よく似たハルリンドウは日当たりの良い湿原に見られ、
花の中心部が白く、コントラストがはっきりしています。
フデリンドウよりも葉は薄く、根元にロゼット葉が残っています。



060415s043.jpg
020.
マルバスミレ

野津田公園から野津田車庫バス停への途中の竹林で咲いていました。
谷筋でかなり薄暗い感じでしたが結構耐陰性があるみたいです。

こども自然公園



この他にも林の中やまわりでナガバノスミレサイシンやコスミレ、アオイスミレの株も見かけましたが、これらの早咲きのスミレはすでに花が終わっていました。






分類別> スミレ

分類別> ラン科

分類別> ユリ科

分類別> キノコ


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001. 002.
PowerShot G6

それ以外
MZ-3
TAMRON SP AF 90mm F2.5
SINBI100
COOLSCAN II




投稿 2006/05/20
更新 2007/12/22 ほたる石画帖から移動、画像を1枚差し替え
    2008/04/21
    2010/08/27 サムネサイズ














































 
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2006/05/20|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

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