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尖晶石ノート

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2019/09/17|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2006/04/15 図師小野路歴史環境保全地域

東京都町田市にある図師小野路歴史環境保全地域です。
小野田緑地の隣に位置しますが、公園化されているわけではなく、
広い範囲が保全地域として指定されています。

従って、特に入り口があるわけではなく、
バスの路線や降りたところによって様々な方向からアプローチできるわけです。



060415G_417203.jpg
001.
ゲンゲ (レンゲソウ) マメ科

「レンゲ」の名で親しまれる植物ですが、標準和名は「ゲンゲ」です。
中国原産の越年草(秋から春にかけて生育する一年草のこと)です。

マメ科の植物は根に根粒菌を共生させて、空気中のチッ素分子から植物が栄養として利用できる形の分子へ固定させる性質があるのですが、
ゲンゲは特に効率よくチッ素固定をするので田んぼの緑肥に利用されてきました。

また、癖の無い良質な蜂蜜が採れるので養蜂家にはありがたい植物なのですが、
最近はゲンゲを利用する農家も減ってきているのが現状です。



0604154175.jpg
002.
ケキツネノボタン キンポウゲ科

漢字で書くと「毛狐の牡丹」。
よく似たキツネノボタンは全体に無毛で、そう果の先端がかぎ状に曲がることで区別できます。
また、ケキツネノボタンの小葉の方が鋸歯が深く、幅が狭い傾向があります。
人里で見られるのはケキツネノボタンの方が多いそうです。



060415s006.jpg
003.
サギゴケ シソ科



060415s01002.jpg
004.
ムラサキサギゴケ シソ科

湿地に群がり咲く姿はなんとも可愛らしいものです。
和名だけ見ると、ムラサキサギゴケの方がサギゴケの変異種みたいですが、
学名上はサギゴケの方がforma(品種)に当たります。
個体数もムラサキサギゴケの方が多いです。



060415s01402.jpg
005.
ムラサキサギゴケ

オレンジの斑点の部分が赤く大きい個体もありました。



060415s00502.jpg
006.
ニオイタチツボスミレ

田の畦にニオイタチツボスミレが咲くのも谷戸田ならではではないでしょうか。

小山田緑地



060415s01603.jpg
007.
ニョイスミレ (ツボスミレ)

田んぼの用水路もニョイスミレが好んで生える場所です。



060415s01903.jpg
008.
ニョイスミレ

花全体が薄いピンクの個体も時々見られます。

小山田緑地



060415s01203.jpg
009.
スミレ

田の畦から少し離れた乾いた所に生えてました。

小山田緑地



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010.
アカネスミレ

斜面になったようなところが特に好きみたいです。

小山田緑地



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011.
シュンラン ラン科

林に入るとシュンランがたくさん咲いていました。
小山田緑地よりも荒らされていない感じですね。



060415s023.jpg
012.
シュンラン 



060415s02802.jpg
013.
チゴユリ スズラン科(ユリ科)

今のところはまだユリ科として覚えておいても構わないと思います。
上から見ると見過ごしてしまいそうな地味な花ですが
下から覗くと結構可愛いです。



060415s031.jpg

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014. 015.
ヒラフスベ? タコウキン科(サルノコシカケ科)
マンジュウホコリ  Enteridium lycoperdon  アメーバ動物門コノーサ亜門変形菌綱モジホコリ亜綱コホコリ目ドロホコリ科ドロホコリ属

はじめ見つけたときはなんだかさっぱり判らなかったのですが、
どうやらヒラフスベのようです。
左の状態からジャガイモ状に成長して、ついには右のように崩れてしまいます。
ヒラフスベはアイカワタケというキノコと同じもので、
条件によって形態が変わるのだそうです。

アイカワタケは減数分裂した担子胞子(有性)を作りますが、
ヒラフスベは内部の菌糸がそのまま胞子に変化した厚膜胞子(無性)を作り、
外皮が破れて胞子を散布します。

アイカワタケ同様食用にできるそうです。
(写真と同じものを見つけても食べるかどうかは自己責任で。)


てっきりきのこの仲間だと思いこんでいて、変形菌の仲間という発想はありませんでした。

2017/02/16 訂正




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060415s03302.jpg
016. 017.
ビオラ スミレ科

畑の隅にたくさん咲いていました。
多分、古くに導入された‘ヘレン・マウント’という、原種のViola tricolorに極近い品種だと思います。
このようにこぼれ種で居ついてしまう丈夫な花です。
最近は国内で種を売ってるのを見かけることは少なくなりました。



この後、野津田公園へ移動しました。



060415s03604.jpg
018.
キララタケ ヒトヨタケ科

朽木に生えるやや小型のキノコです。
一応食用にできます。



060415s03904.jpg
019.
フデリンドウ リンドウ科

乾いた明るい林の中などで見られます。
よく似たハルリンドウは日当たりの良い湿原に見られ、
花の中心部が白く、コントラストがはっきりしています。
フデリンドウよりも葉は薄く、根元にロゼット葉が残っています。



060415s043.jpg
020.
マルバスミレ

野津田公園から野津田車庫バス停への途中の竹林で咲いていました。
谷筋でかなり薄暗い感じでしたが結構耐陰性があるみたいです。

こども自然公園



この他にも林の中やまわりでナガバノスミレサイシンやコスミレ、アオイスミレの株も見かけましたが、これらの早咲きのスミレはすでに花が終わっていました。






分類別> スミレ

分類別> ラン科

分類別> ユリ科

分類別> キノコ


カテゴリー 雑木林


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001. 002.
PowerShot G6

それ以外
MZ-3
TAMRON SP AF 90mm F2.5
SINBI100
COOLSCAN II




投稿 2006/05/20
更新 2007/12/22 ほたる石画帖から移動、画像を1枚差し替え
    2008/04/21
    2010/08/27 サムネサイズ
    2017/02/16 訂正



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2006/05/20|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

2008/05/05 あつぎつつじの丘公園 2/2

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014.
キンラン  Cephalanthera falcata  ラン科サカネラン連

平地や低山の明るい雑木林や松林を好みます。
一昔前までは郊外の雑木林でも普通に見られるものでした。
しかし、雑木林が放置されてササに覆われたり、
逆に人の手が入って低・中木層が払われたりするといつの間にか姿を消しやすいです。



017_080505D_b.jpg
015.
キンラン

この日はGWにしては涼しく、花があまり開いていませんでした。
開くとオレンジ色の唇弁が姿を現します。



019_0805D_d.jpg
016.
ギンラン  Cephalanthera erecta  ラン科サカネラン連

キンランよりも全体に小型です。
丘陵では見かけますが平地ではあまり見ません。
元々はそれほど珍しいものではなかったのですが・・・


020_080505D_e.jpg
017.
ギンラン


021_080505D_f.jpg
018.
ギンラン


 022_080505D_g.jpg
 019.
ササバギンラン  Cephalanthera longibracteata  ラン科サカネラン連

ギンランによく似ていますが、より大型で、キンランよりも葉が長く先が尖ります。
花は細長く、下の方の苞葉が花よりも長く伸びるのが特徴です。
神奈川県下や多摩丘陵ではギンランよりも見かける機会が少ないです。



018_080505D_c02.jpg
020.
シロバナキンラン  Cephalanthera falcata f. albescens  ラン科サカネラン連

これまでキンランはたくさん見てきましたが初めて見ました。
花がギンランよりも大きく黄白色です。

ご存知のようにランの仲間は根に糸状菌(カビやキノコのこと)を共生させて栄養を補っていますが、
キンランの仲間はこの菌根への依存度が高く、また、菌自体も生きた森林に依存しているため、栽培が極めて困難とされます。
菌根が健全に機能する環境を再現することが難しいのです。
大抵は3・4年と持たずにやせ細って消えてしまいます。

栽培して手元で咲かせてみたいという気持ちはわかりますが、掘り取って持ち帰るのはお勧めしません。

何年か前に野生ランのブームがあり、
野生ランに関する図書が何冊も出版されたり、
新聞に連載記事が載せられたり雑誌で多く取り上げられたことがありました。
その頃から多くの野生ランが急速に姿を消しました。
愛好家によって掘り取られる場合も多いですが、それ以上に業者の盗掘による被害が甚大です。
業者は一株残さずそこにあるだけ盗ってしまうからです。
さらに宅地開発や道路建設、緑地の公園化、ゴルフ場造成などが追い討ちをかけて現在では悲惨な状態です。
三種とも絶滅危惧種(I類またはII類)に指定されています。
植物レッドデータブックCOMPLETEキンランギンランササバギンラン

撮影後、「末永くお幸せに」と言い残してその場をたち去りました。



 023_080505D_e.jpg
 021.

4月の中ごろからヤマビルの被害が出ていることをニュースで目にしていました。
元々は山の薄暗い湿った場所に生息していますが、年々人里の公園などでも被害が増加しているそうです。
原因として考えられるのは、
1.山で食べ物が足りなくなったニホンジカやイノシシなどの動物が人里に出てきてヒルを一緒に連れてきてしまう。
2.開発でヒルの生息域に住宅地が入り込んでいる。
3.ハイカーが下山後ふもとでヒルを払い落としたり、気がつかない内に満腹になったヒルが剥がれ落ちている。
などが考えられます。

個人ができる対策としては、
やぶにできるだけ入らない。
薄暗い湿った山道であまり立ち止まらない。
お弁当は日当たりと風通しのいい場所で食べる。
虫除けスプレーを使う。
ズボンのすそを厚手の靴下に入れる。
ストッキングやタイツをはく。
などです。

噛まれてしまったときは引っぱらずにタバコの火など近づける、
虫除けスプレーやかゆみ止め、筋肉痛止め、塩をかけるなどして自分から離れさせます。
傷口を指で摘まんで血を絞り、水で洗ってから傷薬を塗って絆創膏を貼るなどして対処します。
ヒルは噛むときに麻酔物質や血を固まらせない物質を注入するので血を吸われていることに気がつかない場合が多いそうです。

血を吸ったヤマビルは卵を産みますので放置せずに確実に殺してください。
踏み潰す程度では死なずに再生してしまうそうです。



024_080505D_596602.jpg
022.
コゴメウツギ  Stephanandra incisa  バラ科

やぶが密で、山歩きをしていると邪魔な木です(苦笑



025_080505D_5965sedakakogasiraabu.jpg
023.
セダカコガシラアブ  Philopota nigroaenea  ハエ目(双翅目)コガシラアブ科

コゴメウツギの花に群がっていました。
背が張り出して横から見ると「へ」の字型です。
頭部はほとんどが複眼に覆われています。
画像ではよくわかりませんが、長い口吻があって、それで花の蜜を吸います。



014_080505D_5957.jpg
024.


015_080505D_596002.jpg
025.

住宅街をしばらく下ると若宮公園Wikipedia)があります。
広々とした市民公園で、小さなお子さんを連れた若い夫婦で溢れていました。
森の里は谷一つを切り開いて作られた新興住宅地で、工場や大学などが誘致されています。
2003年までは青山学院大学がありましたが現在は移転して跡地は日産の研究施設になっています。



 026_080505D_5967.jpg
 026.
ブタナ (タンポポモドキ)  Hypochaeris radicata  キク科タンポポ亜科
ヨーロッパ全域、北アフリカ、西アジア原産

牧草などに紛れて全世界的に帰化しています。
近年、日本の都市部でもナガミヒナゲシなどと共に爆発的に分布を広げています。
一見タンポポに似ていますが、花茎が途中で枝分かれするのが特徴です。



027_080505D_5968.jpg
027.
ブタナ (タンポポモドキ)

フラワーアレンジメントに使われているのを見たことがあります。
それなりに綺麗な花なので栽培したい人もいると思いますが、
あまり感心できません。



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028.
コバンソウ  Briza maxima  イネ科
地中海沿岸原産



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029.
ヒメコバンソウ  Briza minor  イネ科
地中海沿岸原産



030_080505D_5969.jpg
030.
オオツルボ (シラー・ペルビアナ)  Scilla peruviana  ヒヤシンス科(ユリ科ツルボ亜科)ツルボ属
地中海沿岸西部原産

これは畑の隅に植えられていたものです。
ペルウィアナとは「ペルー産の」という意味です。
全生物を目録化する方法として学名を生み出したスウェーデン人のリンネは、
1753年、この植物がスペイン国籍の船ペルー号で運ばれてきたことからペルー産であると勘違いしてこのように命名したのだそうです。
学名の登録は厳格なもので、一度登録されてしまうと学術的な理由が無い限り訂正できません。





分類別> ラン科

分類別> ユリ科ツルボ亜科

カテゴリー 雑木林


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撮影はすべて
D70s 
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di




投稿 2008/05/08
更新 2009/06/03 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2008/05/08|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

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