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尖晶石ノート

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2025/06/13|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2010/06/20 南伊豆 15/15 子浦で拾った貝

1/15から見る



子浦海水浴場で拾った貝です。
下の砂は子浦の物です。



100919D9_4742.jpg
101.
イシマキガイ  Clithon retropictus  アマオブネガイ科
房総半島以南の河川

河口近くの河川に生息します。
新鮮な殻は上の様に茶色い殻皮に覆われていて、
成長すると殻頂部の石灰分が腐食されます。

海岸のやや南よりには五十鈴川の河口がありますが、
北の端の方にも小さな小川が流れ込んでます。
カノコガイの殻はその河口付近にたくさん落ちていました。
五十鈴川の河口付近は生活排水が入ってくるのか、
カノコガイには住みにくいみたいですね。



100919D9_4747.jpg
102.
カワニナ  Semisulcospira libertina  カワニナ科
北海道~台湾、中国、朝鮮半島、淡水域

比較的水のきれいな河川に生息する巻き貝です。
前は珍しくもない貝でしたが近年数を急激に減らしています。
ホタルの幼虫の餌として有名です。
拾ったのは川を流れ下ってきたものです。



100919D9_4767.jpg
103.
ウラウズガイ  Astlarium haematragum  リュウテンサザエ科
房総半島、男鹿半島以南、西太平洋域、潮間帯~水深30mの岩礁

サザエに近い仲間で、石灰質の厚い蓋を持ちます。
底の中心付近(軸唇)が桃紫色に染まります。
殻底に斑点がありません。



100919D9_4779.jpg
104.
ウズイチモンジ  Trochus sacellum rota  ニシキウズガイ科
房総半島、男鹿半島以南、西太平洋域、潮間帯~潮下帯の岩礁

シッタカなどに近い仲間で、蓋は薄い革質です。
ウラウズガイとよく似ていますが、表面に赤紫色の模様があり、
底にも斑点模様がある事で区別ができます。

2007/10/05 南紀白浜



100922D9_4809.jpg
105.
テングニシの卵嚢  Hemifusus ternatanus  テングニシ科
房総以南、西太平洋・インド洋域、水深10~50m

卵嚢は海ほおずきとして知られます。
海ほおずきはテングニシの卵嚢に穴を開けて中の卵を取り除いた物で、
ホオズキの実同様口の中で音を出して遊ぶ玩具になります。
昔は食紅で色づけした物を江ノ島などのお土産物屋で売っていましたが、
今ではほとんど見かけないとか。(浅草のほおずき市では売っているそうです)
拾ったのは孵化したあとのものなので、
鳴らす事はできません。



100725D9_4397.jpg
106.
ヒメルリガイ  Janthina umbilicata  アサガオガイ科
世界中の暖かい海

この仲間は粘液と泡で浮き袋を作り、浮遊して生活しています。
主にクラゲを襲って食べているそうです。
ヒメルリガイはこの仲間ではかなり小さい方で、
成長しても1cm弱、画像の物は6mmでした。
小さくても鮮紫色で美しいです。
まれに風に吹き寄せられて大量に浜に打ち上げられる事があります。
初めて入手できたので(しかもほぼ完品)今回はこれ一つでも大収穫です。



拾った貝は約40種。
それも状態の悪いものばかりで期待していたほどじゃなかったです。
まだ海水浴シーズンには早いので浜の清掃などはしていないと思います。
宿の女将さんよると日によって貝が波に寄せられたり持って行かれたりするそうです。
たまたまはずれの日だったみたいです。





 1/15 下賀茂熱帯植物園
 2/15 天神原植物園 1
 3/15 天神原植物園 2
 4/15 天神原植物園 3
 5/15 天神原植物園 4
 6/15 子浦 1
 7/15 子浦 2
 8/15 子浦 3
 9/15 子浦 4
10/15 下田海中水族館 1
11/15 下田海中水族館 2
12/15 下田海中水族館 3
13/15 下田公園 1
14/15 下田公園 2



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D90
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di






投稿 2010/09/24




 

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2010/09/24|カテゴリー 海辺Comment↑このページのTopへ

沖縄 32/35 備瀬で拾った貝 1

1から見る



備浜原海岸で拾った貝です。
下に敷いているのは備瀬の砂です。



110205D_6490.jpg

110205D_6494.jpg
274. 275.
サラサバテイ 更紗馬蹄螺 沖縄名タカセガイ  Tectus niloticus 古腹足目ニシキウズガイ上科ニシキウズガイ科 奄美諸島以南、西太平洋
殻高64mm

成長すると15センチにもなるシッタカの仲間です。
身は食用として珍重され、殻は貝ボタンの原料にされます。



110205D_64973.jpg
276. 
チョウセンサザエ 朝鮮栄螺  Turbo argyrostomus 古腹足目ニシキウズガイ上科サザエ科 種子島以南、インド洋・西太平洋
殻高67mm

蓋は別に拾った物を合わせてあります。
本体よりも蓋の方が若干大きめです。
沖縄にはサザエは分布しておらず、
沖縄でサザエと言えばこの種を指します。
ちなみに「チョウセン」は地名ではなく、「貴重な」という意味なんだそうです。



101201D_6011.jpg

101201D_60122.jpg
277. 278.
ニシキアマオブネ 錦蜑小舟  Nerita polita アマオブネガイ目アマオブネガイ上科アマオブネガイ科 紀伊半島以南、インド洋・西太平洋
殻径19mm

色や模様に変異があって集め甲斐のある貝です。
私はこの貝が大好きで何個も持ってます。
ちなみにこれはヤドカリから脱がせた物じゃありません。

備瀬 4



101201D_6017.jpg
279. 
マルアマオブネ 丸蜑小舟  Nerita histrio (N. squamulata) アマオブネガイ目アマオブネガイ上科アマオブネガイ科 屋久島以南、インド洋・西太平洋
殻径16mm

これも変異があって集めたくなる貝です。



101201D_6015.jpg
280. 
キバアマガイ 牙蜑貝  Nerita plicata アマオブネガイ目アマオブネガイ上科アマオブネガイ科 紀伊半島以南、ハワイ、イースター島、東アフリカを含むインド洋・太平洋に広く分布
殻径18mm

殻口内の大きな牙状突起が特徴です。
なかなか面白いですが、殻表は無地か黒い斑点が入る程度で変化が乏しく、
集め甲斐に欠けますね。



101201D_60082.jpg

101201D_6010.jpg
281. 282. 
イシダタミアマオブネ 石畳蜑小舟  Nerita helicinoides アマオブネガイ目アマオブネガイ上科アマオブネガイ科 伊豆諸島以南、西太平洋
殻径10mm

元々小さな貝ですが、割と珍しい物だと思います。
状態が良く、模様もきれいでいい拾い物をしました。



110205D_65612.jpg

110205D_6565.jpg
283. 284.
クモガイ 蜘蛛貝  Lambis lambis  タマキビガイ下目スイショウガイ上科スイショウガイ(ソデボラ)科 紀伊半島以南、インド洋・西太平洋
殻高約135mm(刺を含んだ差し渡し約180mm)

マガキガイの仲間です。
残念ながら割れてしまっていますが、
こんな大物が拾えてしまうのが沖縄のすごいところですね。



110213D_65682.jpg

110213D_6569.jpg
285. 286.
マルシロネズミ 丸白鼠  Vanikoro helicoidea  タマキビガイ下目シロネズミガイ上科シロネズミガイ科 伊豆半島以南、インド洋・西太平洋 
殻径16mm

タマガイの仲間に見えますが、
臍孔の様子など微妙に異なります。
割と珍しい貝だと思います。
螺塔に縦肋があったり、外唇に刻みがあったりとなかなか造形に味がある貝です。
殻表や外唇は状態が良かったんですが、
内唇が欠けてしまっているのが残念。



110222D_65852.jpg

110222D_65872.jpg
287. 288.
リスガイ 栗鼠貝  Polinices (Mammilla) melanostomus (Mammilla melanostoma)  タマキビガイ下目タマガイ上科タマガイ科 紀伊半島以南、インド洋・西太平洋
殻高12mm

ネコガイ
2009/05 富山

ネズミガイ
2009/03/15 三浦半島



110222D_65912.jpg

110222D_65963.jpg
289. 290.
シロヘソアキトミガイ 白臍開富貝  Polinices (Polinices) vavaosi  タマキビガイ下目タマガイ上科タマガイ科 紀伊半島以南、インド洋・西太平洋
殻高14mm





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カテゴリー: 海岸

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D90
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di




投稿 2011/03/06



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2011/03/06|カテゴリー 海辺Comment↑このページのTopへ

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