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尖晶石ノート

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2024/04/27|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2009/03/15 三浦半島 1/2

去年に引き続き三浦半島に貝殻拾いに行ってきました。
詳しい場所は伏せておきます。



001_0903151002P173202.jpg
001.
左は大根畑、右はキャベツ畑です。



  001_0903150951D_9484.jpg
  002.

三浦半島は大根の生産が盛んです。



 002_0903151004P173402.jpg
 003.
キャベツ栽培も盛んだったりします。春キャベツが美味しそうです。



005_0903151018D_948902.jpg
004.
空気の澄んでいる午前中は富士山がきれいです。



004_0903151027D_9491.jpg
005.
ハマダイコンと漁船



003_0903151119D_9495.jpg
006.
砂浜の様子



006_0903151316P175503.jpg
007.
磯の様子

画像を3枚貼り合わせてます。
今回は砂浜の方は歩かず、岩場だけを攻めてみました。



007_0903151312D_9498.jpg
008.
ササで覆われた崖の上にぽつんと別荘が建っています。
実は、ここは以前紹介した荒崎の別荘と関係があって、
テレビ朝日の2時間ドラマのロケ地が荒崎からこちらへ移っているのだそうです。
このあたりの海岸は昔からテレビや映画のロケ地として使われているそうです。



 008_0903151138P1739.jpg
 009.
岩の間が貝溜まりになっています。
岩の際がねらい目です。



009_0903151153P1742.jpg
010.
岩の上に2~3cmほどの黄色い輪っかが付いています。



010_0903151154P1746.jpg
011.
正体はカラマツガイの卵塊です。
カラマツガイは干潮時はじっとして、潮が満ちると徘徊し、
潮が引くと同じ道を引き返して元居た場所へと戻ってくる回帰行動をするそうです。



ここからは帰ってから撮った写真です。


011_090319D_9635.jpg
012.
カラマツガイ (落葉松貝) Siphonaria japonica  カラマツガイ科
殻長約12mm

カサガイ類のような姿をしていますが、
分類上はカタツムリに近く、肺呼吸をします。
この画像でいうと、下が前で、画像左の張り出した部分(貝から見て右前方)から呼吸をします。
巻き貝としてはかなり進化の進んだ部類に属します。



012_090318D_9541.jpg
013.
ウノアシガイ (鵜之足貝) Patelloida saccharina lanx  ユキノカサガイ科
殻長約18mm

こちらはカサガイ類です。
巻き貝の中ではかなり原始的な部類に属します。



013_090318D_9528.jpg
014.
ハナチグサガイ (花千草貝) Cantharidus callichroa  ニシキウズガイ科
大きい物で殻高約11mm

前回も紹介しました。
殻口内の銀緑色がきれいです。



014_090320D_967602.jpg
015.
マガキガイ幼貝 (籬貝) Strombus luhuanus  ソデボラ科 (スイショウガイ科)
大きい物で殻高約24mm

このブログではよく登場する貝です。
幼貝はとてもカラフルで、イモガイ類にそっくりです。



015_090324D_9866.jpg
016.
マガキガイ成貝
殻高約54mm

この個体は他の生物に襲われたらしく、殻に大きな穴が開いて死にかけていました。
ふたの先端が摩耗していて、歳老いている様子がうかがえます。

2007/05/02 大洗水族館

2008/10/04 横浜市若葉町と中華街 3/5







2/2へつづく


カテゴリー :ビーチコーミング


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001. 003. 007. 009.~011.
Optio W60

002. 004.~006. 008.
70s 
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro
PLフィルター使用






投稿 2009/03/27
更新 2009/06/03 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2009/03/27|カテゴリー 海辺Comment↑このページのTopへ

2009/03/15 三浦半島 2/2

1/2から見る


帰ってから撮った写真の続きです。
下に敷いた砂は浜から持ち帰ったものです。



015_090324D_9866.jpg
017.
ネズミガイ (鼠貝) Polinices simiae  タマガイ科
殻高約21mm

個体数の多いタマガイです。
タマガイ類にはリスガイ、ネコガイ、トラダマ、ヒョウダマ、シシダマなど、
動物の名前がついたものが多いです。



ホウシュノタマ
018.
ホウシュノタマガイ (宝珠之玉貝) Natica gualtieriana  タマガイ科
殻高約13mm

これも個体数の多い小型のタマガイです。
変異が多く、地味な色の物が多いですが、
模様の出る物もあります。



018_090318D_9552.jpg
019.
フロガイダマシ (風炉貝騙) Naticarius concinnus  タマガイ科
殻高約8mm

小さいながら可愛い貝です。



メダカラ
020.
メダカラガイ (目宝貝) Purpuradusta gracilis  
タカラガイ科ケープダカラ亜科
殻高約18mm

腹側の斑点が特徴です。
やはりたくさん落ちていたので、今回はきれいなものだけ選んで拾うようにしました。

2008/03/15 荒崎海岸



チャイロキヌタ
021.
チャイロキヌタガイ (茶色砧貝) Palmadusta artuffeli  
タカラガイ科ケープダカラ亜科
殻高約15mm

腹側の滑層は真っ白で、斑点はありません。
メダカラの次に北に分布し、三浦半島でもメダカラの次に多く拾えます。
こちらも選んで拾ってきました。



キイロダカラ
022.
キイロダカラカイ (黄色宝貝) Monetaria moneta (Erosaria moneta)  
タカラガイ科コモンダカラ亜科
殻高約22mm

滑層が張り出して角張ってます。

2008/03/15 荒崎海岸



ハナマルユキ
023.
ハナマルユキガイ (花丸雪貝) Erosaria caputserpentis  
タカラガイ科コモンダカラ亜科
殻高約35mm

これも暖かい海では個体数の多い貝です。
重たいせいか、きれいな物はなかなか拾えません。



ナツメダカラモドキ
024.
ナツメモドキ(ナツメガイモドキ) (棗擬) Erronea errones  
タカラガイ科ケープダカラ亜科
殻高約27mm

これも暖かい海では個体数の多い貝です。
ナツメガイという貝とナツメダカラガイという貝があるのですが、
どうやら、ナツメガイのもどきのようです。



オミナエシダカラ
025.
オミナエシダカラガイ (女郎花宝貝) Erosaria boivinii  
タカラガイ科コモンダカラ亜科
殻高約30mm

これも割と多い貝です。



シボリダカラ
026.
シボリダカラガイ (絞宝貝)  Stashylaea limacina  
タカラガイ科コモンダカラ亜科
殻高約25mm

去年も拾いました。



シボリダカラ
027.
サメダカラ (鮫宝) Staphylaea staphylaea  
タカラガイ科コモンダカラ亜科
殻高約19mm

これも去年拾いました。



シボリダカラ
028.
クロダカラガイ (黒宝貝) Erronea felina  
タカラガイ科ケープダカラ亜科
殻高17mm

三浦では初めてです。
小さなタカラガイですが、渋くて好きな貝です。
側面に大きな斑点があります。



ホシキヌタ
029.
ホシキヌタガイの幼貝 (星砧貝) Lyncina vitellus  
タカラガイ科タカラガイ亜科
殻高21mm

三浦では少ないタカラガイですが、幼貝がたくさん落ちていました。
やはりタカラガイの多くは暖かい海を好むので、
冬を越せないで成貝になりきれないものが多いんでしょうね。



030_090320D_9664.jpg
030.
ムギガイ (麦貝) Mitrella bicincta  フトコロガイ科
殻高約11mm

潮溜まりにたくさんいます。
1センチほどの細かい貝ですが、
色の変化が多彩で拾い甲斐のある巻貝です。



031_090319D_9639.jpg
031.
ヒメネジガイ (姫捻貝) Spiniscala japonica  イトカケガイ科
殻高約11mm

1センチほどのイトカケガイの仲間です。
イソギンチャクの体液を吸って生きています。



032_090320D_9685.jpg
032.
アコヤガイ (阿古屋貝) Pinctada fucata martensii (Pinctada martensii)  ウグイスガイ科
殻長約29mm

去年よりもきれいな殻が拾えました。



033_090319D_9627.jpg
033.
キセルガイの仲間  キセルガイ科
長さ約14mm

おそらくナミコギセルだと思います。
海岸で拾いましたが、本来は陸棲の貝です。
死んだか生きたまま川に流されて海に出たんでしょうね。
巻き貝は右巻きのものが多いのですが、
キセルガイの仲間は基本的に左巻きです。




今回は90種ほど拾えました。去年の荒崎・長浜よりも多いです。
でも、やはりすれたものが多く、きれいなのはわずかしかありません。
ねらい目は風の強い日のあと、
それも大潮の干潮時がベストです。









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撮影はすべて
D70s 
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di






投稿 2009/03/27
更新 2009/03/29
    2009/06/03 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2009/03/28|カテゴリー 海辺Comment↑このページのTopへ

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