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尖晶石ノート

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2025/09/21|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

アヤメ類の見分け方

日本で見られる主だったアヤメ類の特徴



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ノハナショウブ 野花菖蒲  Iris ensata var. spontanea 
北海道~九州、朝鮮半島、中国、湿地

外花被片の付け根に黄色い斑
花期は6月頃
葉は細く、中央脈が目立つ。



008_110726D_791802.jpg
ハナショウブ 花菖蒲  Iris ensata var. ensata

ノハナショウブの改良種。
基本的な特徴はノハナショウブと同様。
菖蒲園では普段は水を抜いた田んぼで育て、
開花期だけ鑑賞目的で田んぼに水を満たしていることが多い。



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カキツバタ 杜若  Iris laevigata
北海道~九州、朝鮮半島、中国東北部、東シベリア、湿地

外花被片の付け根に白い斑
花期はハナショウブより早く5月頃
葉の幅が広く、色が薄い。
ハナショウブは畑で育てることも可能だが、本種は乾燥を嫌う。



008_110726D_791802.jpg
アヤメ 菖蒲  Iris sanguinea 
北海道~九州、朝鮮半島、中国北東部、東シベリア、日当たりのよい草地

外花被片の付け根に網目模様
花期は5月頃
葉は細く、色が濃い。
ハナショウブは水に浸かった状態でも育てられるが、
本種は水に浸かることを嫌う。



008_110726D_791802.jpg
ヒオウギアヤメ 檜扇菖蒲  Iris setosa
本州中部以北の湿原、東シベリア、千島列島、北米北部

外花被の付け根に網目模様
内花被片は小さく目立たない
花期は6~7月頃。



008_110726D_791802.jpg
ジャーマンアイリス 

西アジア~ヨーロッパに自生するいくつかの種を交配した園芸品種群。
和名に「ドイツアヤメ」を、学名に「I. × germanica」を当てることがあるが、
それぞれ別の種に当てられているのものなので相応しくない。
英名は「Bearded Iris」。
外花被片の付け根に髭状の毛が密生する。
花期は5~6月頃。
葉の幅は広い。
水はけのよい乾いた地面で栽培する。
Iris属はギリシャ神話の虹の女神イリスから命名。
ジャーマンアイリスが花の色の変化に富み、虹の色になぞらえたことから。



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ドイツアヤメ  Iris × germanica
ヨーロッパ全域からインド、古い時代の交配種だろうとされる。



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ダッチアイリス  Iris × hollandica

主にイベリア半島に自生していたいくつかの種をオランダで交配したもの。
ここに挙げられたアヤメ類はいずれも根茎(ショウガのような球根)を持つが、
本種は鱗茎(タマネギのような球根)を持つのが特徴。
夏期には完全に地上部が枯れ、球根も新しいものに更新される。
花期は4月頃。
葉は長く、線状。



分類別>アヤメ属






投稿 2011/08/12




 

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2011/07/26 磐梯高原 1/14

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001.

埼玉県大宮駅から東北新幹線で福島県郡山へ。
Maxやまびこかやまびこなら二駅。驚くほど近いです。



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002.

郡山から磐越西線で西へ。



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003.

快速あいづライナーで二駅目、猪苗代駅です。



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004.

盆地のせいかものすごく暑いです。
猪苗代湖にも近く、観光地のはずですが駅舎には小さな売店があるだけです。
お昼は駅でお弁当でも買おうと思っていたのですが、
お菓子以外には何もなく、当てが外れてしまいました。



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005.

しかし、駅前には食堂が何件かあります。
『運がよい!』ことに次のバスまで『40分以上ある!』ので食堂でそばでもいただくことに。
何かの合宿らしい先客が数人いて、30分も待たされましたが、
いくら猫舌の私でも数分もあれば食べられます。

このあたりは会津そばが有名です。
このそばも香りがそこそこありますが、少々茹ですぎ。
つゆはうどんつゆのように色の薄い淡泊なもので、
真っ黒なつゆに慣れている南関東の者には少々パンチに欠けます。



006_110726D_7961.jpg
006.

乗客一人のバスにゆられて40分。磐梯高原(裏磐梯)に着きました。
標高は800m。
猪苗代では車内の冷房をがんがんにきかしていて閉口していたのですが、
標高が上がるにつれ出力を下げていきます。

磐梯高原は磐梯山の噴火で川がせき止められてできた大小の湖や沼が300以上あります。
このレンゲ沼もその一つです。
水面を埋め尽くしているのはジュンサイの葉です。

裏磐梯観光協会



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007.

レンゲ沼のまわりは散策路が整備され、車いすでも回ることができます。



009_110726D_7941.jpg
008.
ヒツジグサ 未草 Nymphaea tetragona スイレン科
ユーラシア大陸と北米大陸の温帯域に広く分布

原種のスイレンです。
園芸種に比べて花が小さく、清楚な雰囲気があります。
丁度見頃でした。
未の刻(午後2時)に花を咲かせることからの名の由来ですが、
実際にはもっとアバウトでお昼頃に咲いて夕方に閉じます。



008_110726D_791802.jpg
009.
ノハナショウブ 野花菖蒲  Iris ensata var. spontanea アヤメ科アヤメ属
北海道~九州、朝鮮半島、中国、湿地

ハナショウブの原種です。
外花被片(下花弁)の基部に黄色い斑があるのが特徴です。
これが白ければカキツバタ。
網目模様になっていればアヤメ。
網目模様になっていて、なおかつ上に立ち上がる内花被片(上花弁)を欠いていればヒオウギアヤメです。
アヤメ類の見分け方




より大きな地図で 裏磐梯 を表示





2/14へつづく


コメントがある方は足跡帳へどうぞ




001. ~ 005.
PowerShot G11

006.
D90
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

007.
D90
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di

008. 009.
D90
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro






投稿 2011/08/11




 

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2011/08/12|カテゴリー 北海道・東北Comment↑このページのTopへ

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