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尖晶石ノート

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2025/09/24|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2011/07/27 磐梯高原 8/14

1/14から見る



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066. 067. 
オオヤマサギソウ 大山鷺草  Platanthera sachalinensis  ラン科チドリソウ亜科ツレサギソウ属
北海道~九州、サハリン、千島列島

高さ30センチほどの地生ランです。
長野の高原で会って以来二度目です。

分類別サムネイル>ラン科>ツレサギソウ属



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068. 069. 
アオスズラン (エゾスズラン) 青鈴蘭  Epipactis papillosa  ラン科サカネラン連カキラン属
北海道~九州、東シベリア、千島列島

カキランの仲間で、緑白色の花が特徴です。
カキランは日当たりのよい湿原に自生しますが、
アオスズランは落葉樹林帯の林内に自生します。

天神原植物園のカキラン

野生ランが豊富ということは自然環境が残されている指標と考えてます。
一度消えると復活することはまずないからです。

裏磐梯にはイチヤクソウ、ベニバナイチヤクソウ、ウメガサソウ、ギンリョウソウ、シャクジョウソウなどイチヤクソウ科の植物が非常に多いです。
イチヤクソウの仲間はラン科同様、キノコなどの糸状菌に寄生する性質があります。
裏磐梯にはアカマツ、カラマツ、ゴヨウマツなどキノコが好んで共生する樹種が多く、
地生ランやイチヤクソウの仲間にとって居心地のよい環境なのだと思います。



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070. 
母沼

小さな沼ですが、日本庭園のような雰囲気があります。
後ろに駐車場があり、少々風情に欠けますね。
酸性度が中性に近く、水に濁りがありません。



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071. 072. 
柳沼

3番目に大きい沼です。
この沼も酸性度が中性に近く、水が透明です。
赤松林に囲まれて、落ち着いた雰囲気の沼です。


五色沼自然探勝路は東西に3.7キロほど。
参考時間は1時間10分程度ですが、倍以上の2時間半もかかってしまいました(笑
高低差はそれほどありませんので、東西どちらから歩いてもいいと思います。
道はそれほど悪くないですが、所々滑りやすい場所や水浸しの場所があったりするので、足下はスニーカーかトレッキングシューズがいいでしょう。

この時期の裏磐梯は蚊がすごく多いです。
昼間風通しのよいところを歩いている分は問題ないですが、
朝夕や、昼間でもちょっとやぶに近づこうものなら、あっという間に刺されてしまいます。
虫除けは必須です。
旅行中右腕だけで12ヶ所も刺されてしまいました。
ところが、不思議なことに刺している姿は一度も見ていないんです。
気がついたときにはすでに刺された後です。
きっと、留まってから刺すまでの時間が短く、
刺してから逃げるまでの時間も短いんだと思います。
飛んでいる姿はちらっと見ましたが、茶色っぽいような気がしました。
ひょっとしたらエゾヤブカかもしれません。
昼間も活動し、他のヤブ蚊類よりも冷涼な山地を好む性質があります。
Google

刺された直後はそれなりに痒いですが、すぐに痒みが治まってしまいます。
なので、刺されてもまあいいやってその時は思ってしまいます。
ところが、二日ほどすると猛烈な痒みが再び襲ってきます。
しかし、それも4日ほどするとぴたっと治まってしまうから不思議です。



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073. 
喜多方ラーメン

初めて食べました。
裏磐梯のある北塩原村の西隣が、倉とラーメンで有名な喜多方市です。
お土産物屋さんの軽食コーナーなのであまり期待していなかったのですが、
ものすごく美味しかったです。
特徴的なのはやや透明感のある平打ち太めの縮れ麺に
魚介系の出汁を利かした澄んだしょうゆスープ。
スープは東京のしょうゆラーメンに似ていますが、色は薄めでしょうゆと塩の中間のような感じです。
麺の表面は滑らかで、縮れ麺にスープがよく絡みます。
ゆで加減がやや柔らかめなのですが、太いので噛みごたえがあります。


柳沼の岸に裏磐梯物産館という大きな土産店があります。
そこで土産を買ったり昼食を食べるつもりでいたんですが、
まずは山ぶどうアイスを買って、一休み。
裏のベンチに座って柳沼やその隣の父沼で泳ぐ錦鯉を眺めながら水面を渡ってくる涼しい風を楽しんでいると生き返ります。
山ぶどうアイスもさっぱりとして酸味が利いていて美味しかったです。

http://www.urabandaibussankan.com/

福島産の桃が150円で売っていたので買いたかったのですが、
持ち歩くには無理があります。送ってもらっては割に合いません。
後ろ髪を引かれたまま諦めたのですが、
帰ったら近所のスーパーで3個300円で売っていました。
出かける前は見なかったんですが、今年は福島産の桃をよく見かけるようになった気がします。
値下がりしているせいかな。



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074. 
檜原湖 (ひばらこ)

物産館のすぐ近くに遊覧船が発着する桟橋があります。
檜原湖は裏磐梯で一番大きな湖です。
ぼんやり眺めている人たちがたくさんいました。






9/14へつづく


コメントがある方は足跡帳へどうぞ




066. ~ 069.
D90
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di

070. ~ 072. 074.
D90
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

073.
PowerShot G11






投稿 2011/08/24
更新 2012/04/12



 

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2011/08/24|カテゴリー 北海道・東北Comment↑このページのTopへ

2011/07/27 磐梯高原 9/14

1/14から見る



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075. 
レトロバス森のくまさん1号

昭和40年代製造のボンネットバスです。内装もそのままです。
サスペンションが浅く、お尻に直接振動が伝わってきて、お世辞にも乗り心地はよくありません。
しかし、ガイドさんが添乗しているので要所要所で説明を受けられます。
観光の際に乗る分にはいいと思います。
地元の民家や宿泊施設から出る食用油の廃油を回収して燃料に当てているそうです。

これは曽原湖入口バス停で降りたときに撮ったものですが、
裏磐梯物産館前から出る裏磐梯高原駅バス停を通る路線バスには2系統あって、
一つは喜多方と猪苗代を結ぶ路線、
もう一つが森のくまさんレトロバスです。
曽原湖方面へ帰るには猪苗代行きに乗り、小野川湖入口で桧原方面のバスに乗り換えるか、
このレトロバスに乗ればそのまま曽原湖入口まで戻れます。

http://www.totobus.co.jp/bandai/retrobus.html



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076. 

小野川湖入口バス停付近にあるコンビニです。
通常の赤と緑の看板ではなく、焦げ茶色と深緑で描かれています。
これは、景観を邪魔しないように配慮してのことで、
コンビニの前には消防署や派出所もあるのですが、ログハウス風のデザインに統一されています。
ガイドさんに言われるまでなんの建物かわかりませんでした。



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077. 

宿で一休みしてから、まだ日が高いので散策へ。



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078. 
大沢沼

一面をジュンサイの葉が覆っていました。
ジュンサイの収穫には手こぎボートよりもコンパクトな小舟を使います。
写真を撮るのを忘れたのは疲れていたからかな。



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079. 
曲沢沼

木々に囲まれた静かな沼です。
カメラマンに人気らしく、三脚を立てている姿をよく見かけるそうです。



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080. 
アオサギ

夕方になるとねぐらのまわりを飛びながら大きな声で鳴きます。
夜中になってから鳴くのは、夜行性のゴイサギの場合が多いです。



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081. 
コウホネ 川骨  Nuphar japonicum  スイレン科
北海道~九州、朝鮮半島

根茎を漢方で川骨(せんこつ)と呼んで、
婦人病関係の処方に使われることがあります。



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082. 
シナノキ 科之木  Tilia japonica  シナノキ科
北海道~九州、日本固有種

菩提樹(リンデン)の仲間です。
はちみつのような甘い香りを放っていました。
留まっているのはミドリヒョウモンの雄です。
木のまわりにはたくさんの蝶たちが舞っていました。



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083. 084. 
エゾミソハギ 蝦夷禊萩  Lythrum salicaria  ミソハギ科
北海道~九州、ユーラシア大陸、北アフリカ、北米の温帯域に広く分布

盛夏の頃の花ですね。
ミソハギ類はお盆に供える花として用いられることもあります。
古くは仏教行事に重要な植物なので「みそぎはぎ」と書き、
それが転訛して「みそはぎ」になったようです。
2004/08/18 日光植物園


7月末の裏磐梯は初夏の花がそろそろ終わり、
盛夏、晩夏の花が咲き始める時期でした。
裏磐梯には雄国沼というニッコウキスゲの名所があるのですが、
見頃が6月下旬~7月上旬なので今回は見送りました。
また、6月上~下旬にはレンゲツツジも見頃を迎えます。
イチヤクソウの仲間なども6月上旬~7月上旬ぐらいが見頃です。
従って、野草を見るのなら6月上旬~7月上旬くらいがベストシーズンだと思います。

他には、紅葉の頃も美しいでしょうし、
ミズバショウやスミレ類などスプリングエフェメラルが咲くGWの頃も面白そうです。

7月末の裏磐梯は少々寂しかったです。リベンジしたいですね。





10/14へつづく


コメントがある方は足跡帳へどうぞ




075. 079.
D90
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

076.
PowerShot G11

077. 078.
D90
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di

080. ~ 084.
D90
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro





投稿 2011/08/25
更新 2012/04/12



 

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2011/08/25|カテゴリー 北海道・東北Comment↑このページのTopへ

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