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尖晶石ノート

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2025/09/21|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2011/07/26 磐梯高原 2/14

1/14から見る



010_1107261356D_793307.jpg
010.

レンゲ沼の隣には中瀬沼があり、散策路はそちらへも続いています。
中瀬沼を見下ろす四阿からは、磐梯山の眺めが見事です。

磐梯山は活火山で、度々噴火を繰り返してきました。
それにより、元あった山の大部分は吹き飛ばされて土がむき出しになっています。
そして、明治20年の噴火による土石流で、現在の裏磐梯の湖沼群が誕生したのだそうです。



011_110726D_7926.jpg
011.
ヤマユリ 山百合  Lilium auratum  ユリ科
東北~近畿

分類別サムネイル>ユリ属



012_110726D_7921.jpg
012.
ノリウツギ 糊空木  Hydrangea paniculata  アジサイ科
北海道~九州、朝鮮半島、中国、サハリン、千島列島



013_110726D_793603.jpg

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013. 014.
エゾアジサイ 蝦夷紫陽花  Hydrangea serrata var. megacarpa  アジサイ科

ヤマアジサイの変種で、主に北海道から本州の日本海側に分布しています。
野生のヤマアジサイの装飾花は色の薄いものが多いのですが、
エゾアジサイは青いものが多いのが特徴です。
涼しげな色が美しく、丁度見頃でした。



015_110726D_792302.jpg
015.
クモキリソウ 雲霧草、雲切草  Liparis kumokiri  ラン科クモキリソウ属
北海道~南西諸島、千島列島、朝鮮半島

そろそろ終わりかけでしたが、たくさん自生していました。
漢字を見るといかにも深山幽谷に自生するようなイメージがありますが、
実際には標高の低い相模野の林野にも自生する身近な植物です。
ただし、相模野ではほぼ絶滅してしまいましたが・・・

花の咲く姿が、子グモが風に乗って散るために枝先に集まっている様子によく似ています。
このことから、「蜘蛛散草」が転訛したのではないかという説もあります。



016_110726D_7953.jpg
016.
ウツボグサ 夏枯草  Prunella vulgaris subsp. asiatica  シソ科ウツボグサ属
千島列島~九州、朝鮮半島、東シベリア

夏に花が咲いた後、枯れる性質があります。
利尿作用があって、漢方では腎臓疾患などに利用されることがあります。



017_110726D_794402.jpg

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017. 018.
オニルリソウ 鬼瑠璃草  Cynoglossum asperrimum  ムラサキ科オオルリソウ属
千島列島~九州、朝鮮半島

実には鍵状の刺が多数生えていて、服などに付着する性質があります。
近縁のオオルリソウには強い毒があるので、本種も要注意です。


 


3/14へつづく


コメントがある方は足跡帳へどうぞ




010. 013. 014.
D90
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

011. 012. 015.
D90
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro

016. ~ 018.
D90
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di





投稿 2011/08/13




 

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2011/08/13|カテゴリー 北海道・東北Comment↑このページのTopへ

2011/07/26 磐梯高原 3/14

1/14から見る



019_110726D_7956.jpg
019.
ドクウツギ 毒空木  Coriaria japonica  キンポウゲ目ドクウツギ科
北海道、近畿以北の本州、日本固有種

実には致死性の毒を含んでいて食べられません。
黒熟すると甘味があるのでかつては子供が中毒死する事故があり、
駆除の対象になることもあります。
最近は子供が興味を示さなくなってきているのでこの様な事故は減っているようです。

ドクウツギは古赤道分布説の例としてよく引き合いに出されます。
これは、ドクウツギの仲間の世界的な分布をみると緯度に統一性がなく、
その理由が過去に赤道の位置が移動したことにあるという説です。



020_110728D_8227.jpg
020.
キンギンボク (ヒョウタンボク) 金銀木  Lonicera morrowii  スイカズラ科スイカズラ属
北海道、本州の日本海側、鬱陵島

スイカズラに似た花が咲き、咲き始め白く、次第に黄色くなるところからの命名のようです。
別名のヒョウタンボクは、液果が二つ並んでなる様子からの命名です。
一見美味しそうに見えますが有毒なので食べてはいけません。

2002/06/30 カナディアン・ロッキー



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021.
ヤマグワ 山桑  Morus bombycis  クワ科
北海道~九州、朝鮮半島、サハリン

沼のまわりにたくさん生えていました。
レンゲ沼の近辺にはペンションなどの宿泊施設が多く、
散策路もたくさんあります。
ところが、その散策路にツキノワグマが出没することがあって、
時々通行止めになることがあります。
このツキノワグマたちはどうやらヤマグワの実を食べに下りてきているようです。
糞を見ると桑の種だらけだそうです。




022_110726D_7966.jpg

023_110726D_796703.jpg
022. 023.
曽原湖南岸より

予約したペンションは曽原湖という湖の湖畔にあります。
曽原湖のまわりにはペンションが密集しており、
独特の雰囲気です。



024_110726G_5405.jpg
024. 
前菜
岩魚の味噌焼き、棒々鶏サラダ、茄子の素揚げ

このペンションは洋食のコース料理が得意なようです。



025_110726G_5406.jpg
025. 
玉ねぎと溶き卵のコンソメスープ

どの料理も絶妙に美味しいです。



026_110726G_5407.jpg
026. 
メイン
アスパラガスの牛肉巻き、夏野菜のソテー

普段は福島牛を使うそうですが、全頭出荷停止になってしまったので十勝牛だそうです。



027_110726G_5408.jpg
027. 
デザート
白玉団子

フレッシュのマンゴーやバナナ、キウイフルーツなどを使っていて手を抜いてないですね。



028_110726G_5412.jpg
028. 
ヘイケボタル 平家蛍  Luciola lateralis  ホタル科
北海道~九州、朝鮮半島、中国東北部、東シベリア

食後、ホタルを見に行きました。
伊豆の時とは違って、一ヶ所で群れでいると言うより広範囲に散らばってしまっているのでまとまって見られないのが残念です。
光っているところは写真に撮れませんでした。
見頃は過ぎたそうですが、まだホタルの個体数自体は多いと思います。
7月の中~下旬頃が見頃だと思います。

よく見ると光の大きさの違うものが混ざっています。
写真は光の弱いヘイケボタルです。
胸の中央に太いまっすぐな線が走ってます。
光の大きいゲンジボタルは黒い線が細く、途中で線がふくらんでいます。

ヘイケボタルは比較的低いところを飛んだり草むらに留まっていることが多いようです。
ゲンジボタルは頭の上を飛んでいたり木の枝に留まっていることが多いような印象です。

伊豆のホタルの様子





4/14へつづく


コメントがある方は足跡帳へどうぞ




019. ~ 021.
D90
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

022. 023.
D90
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro

024. ~ 028.
PowerShot G11





投稿 2011/08/12




 

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