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尖晶石ノート

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2025/08/29|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2008/10/19 アオマツムシ

夜、近所の薄暗い桜並木の下を歩いていると、ふと胸のあたりに何かがぶつかりました。
見えませんでしたが何かは想像がついていたので放っておいてそのまま歩き続けました。

ところが、こんどは首から頬のあたりを何かが駆け上がってきました。
さすがにこれは容赦ならないのでそいつを払いのけてからとっつかまえてやりました。
そのまま握りつぶさないように気をつけながら家まで拉致って帰りました。

それがこいつです↓

081019D_8876.jpg
アオマツムシ  バッタ目(直翅目)コオロギ科

明治の頃に中国から入り込んだであろう帰化動物です。
森林にも生息しますが、市街地の街路樹などにもたくさんいます。
繁殖力が強く、分布域をどんどん拡大させています。

普段は木の上で暮らしており、あまり人の目にふれません。
雄は「リーーー」と鳴きます。(参照:Yahoo!きっず図鑑
一匹二匹ならば風情もあるのでしょうけど、
一度に大量に鳴いていると風情もなにもあったもんじゃないです。

夜、街路樹や庭木の下を通るとこの虫の鳴き声は当たり前になってしまっていますが、
そんなアオマツムシにも好き嫌いがあるようです。
サクラの木は大好物のようです。ウメやモモも同様です。
カエデは好きじゃないみたいです。
カキは好きなようです。
気が向いたらどの木で鳴いているのかチェックするのも面白いかもしれません。

この画像のは雌ですが、胴の長さに比べて、羽が異様に長いです。
一般にコオロギの仲間は体重に比べて羽の面積が狭く、あまり空を飛ぶのには向いていません。
種類によっては生育環境に合わせて飛翔能力を発達させたり退化させるものもあるようですが、それでもたかがしれているような気がします。

しかし、アオマツムシはさすが樹上生活に特化しているだけあって、
飛ぶのはかなり得意なようです。
その代わり軽量化させるためか脚は貧弱な印象です。

翌朝写真を撮ったあと、ベランダから放してやりました。
コオロギならば斜め下へ向かって滑空していくところでしょうけど、
こいつは水平に高さを保ったまま、隣家の脇を回り込んで視界の向こうへと消えていきました。




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D70s
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di




投稿 2008/12/23
更新 2009/06/03 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ




 

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2008/12/23|カテゴリー その他Comment↑このページのTopへ

2009/01/01 初詣

例年と同じネタです。
近所に初詣に行くついでに鳥を見てきました。



001_090101D_9139.jpg
001.
スズメ  Passer montanus  ハタオリドリ科  留鳥



002_090101D_914702hoaka.jpg
002.
ホオアカ  Emberiza fucata  ホオジロ科  留鳥



003_090101D_9200hoaka.jpg
003.
ホオアカ  Emberiza fucata  ホオジロ科  留鳥



004_090101D_9136hojiro.jpg
004.
ホオジロ  Emberiza cioides  ホオジロ科  留鳥



005_090101D_91550102.jpg
005.
コチドリ  Charadrius dubius  チドリ科  夏鳥

同じようなところでよく見られるイカルチドリに比べるとやや小柄で、
頭部の黒い部分が多いです。



006_090101D_9165.jpg
006.
イソシギ  Actitis hypoleucos  シギ科  留鳥

手前は別のコチドリです。
イソシギはチドリ類よりも一回り大きい位の小型のシギです。
全体に灰褐色で、腹部の大部分が白く目立ちます。

2007/01/01 初詣



007_090101D_9157kiasi.jpg
007.
キアシシギ  Tringa brevipes  シギ科  旅鳥

イソシギと似ていますが、イソシギの足は灰色、キアシシギのそれは、その名の通り、緑黄色です。
ちなみに、岸が光っているのは霜柱です。



008_090101D_9172.jpg
008.
キセキレイ  Motacilla cinerea  セキレイ科  留鳥



009_090101D_9168.jpg
009.
カワラヒワ  Carduelis sinica  アトリ科  留鳥

鳥類 Aves 3.



010_090101D_917102.jpg
010.
カワセミ  Alcedo atthis  カワセミ科  留鳥


011_090101D_918602.jpg
011.

このあたりではカワセミは珍しい鳥ではないんですが、
今日はいつもよりたくさん見られました。

雌雄は一見見分けがつかないのですが、下のくちばしが赤いのが雌で、黒いのが雄です。
この画像のは雌ですね。

鳥類 Aves 2.



012_090101D_9188.jpg
012.
ジョウビタキ  Phoenicurus auroreus  ツグミ科  冬鳥



013_090101D_9212jobitaki.jpg
013.

この日はジョウビタキもたくさん見られました。
離れたところにとまっているのを撮っていると、
突然その個体がすぐ近くに飛んできました。
好奇心が強いらしく、こちらの様子を観察しに来たようです。

鳥類 Aves 3.



014_090101D_9191.jpg
014.
ツグミ  Turdus naumanni  ツグミ科  冬鳥

やっぱり斜め上を向いている(笑

鳥類 Aves 3.



015_090101D_919302.jpg
015.
ムクドリ  Sturnus cineraceus  ムクドリ科  留鳥

どちらかというと地面で虫を探して食べているイメージが強いですが、
甘い木の実も好物なようです。

鳥類 Aves 3.



016_090101D_919602.jpg
016.
ハシボソガラス  Corvus corone  カラス科  留鳥

2008/01/01 初詣



017_090101D_9198.jpg
017.
ハシブトガラス  Corvus macrorhynchos  カラス科  留鳥

ハシボソガラスが数羽とまっているところから少し離れて、ハシブトガラスが何羽かとまっていました。
両者の見分け方は、ハシブトガラスの方がその名の通りくちばしが太く、カーブしています。
また、額が顕著に張り出しているので見分けられます。



018_090101D_920502.jpg
018.
メジロ  Zosterops japonica  メジロ科  留鳥


鳥類 Aves 3.



019_090101D_9220.jpg
019.
カワウ  Phalacrocorax carbo  ウ科  留鳥

こうして羽を広げている光景をよく目にします。
ウの羽毛は水をはじきにくく、水に潜ったあとは、このように乾かします。

鳥類 Aves 1.



020_090101D_9223.jpg
020.
カルガモ  Anas poecilorhyncha  ガンカモ科  留鳥

鳥類 Aves 1.



021_090101D_9222.jpg
021.
イエネコ  Felis silvestris catus  ネコ科  

土手を歩いていると猫がちょこんと座っていました。
なんだか傾いたまま動かずずっとこちらを見つめてます。
しばらく近づいても微動だにしませんでしたが、
ちょっと目を離した一瞬に、姿をかき消しました。

猫って不思議な生き物です。








2007/01/01 初詣
2008/01/01 初詣


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D70s 
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro






投稿 2009/01/06
更新 2009/02/06
    2009/06/03 サムネサイズ
    2010/08/25 サムネサイズ
    2011/04/22 コメント非公開
    2012/01/02 カテゴリ変更




 

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2009/01/06|カテゴリー バードウォッチングComment↑このページのTopへ

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