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尖晶石ノート

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2008/10/13 マメアサガオ

081013P1276.jpg
001. 
マメアサガオ  Ipomoea lacunosa  ヒルガオ科サツマイモ属

北米原産の帰化植物です。
花の大きさは径1.5cmほどしかありません。



081013P1279.jpg 
002.
マメアサガオ

よく似た植物にアメリカ熱帯域原産のホシアサガオがあります。
通常は花の色が桃色ですが、白いものもあり、また、マメアサガオにも桃色の花の変異があるので区別が難しいです。
見分け方は、マメアサガオの花梗の方が長く、表面に細かないぼ状突起が密生してごつごつしています。
また、目立った稜があります。
ホシアサガオの花梗は短く、いぼ状突起がまばらにあります。
葉の形は、どちらも変異が大きく、あまり見分ける参考にはなりません。

どちらもおそらく、戦後アメリカ経由で輸入される穀物に紛れ込んで入ってきたのだろうとされます。
食糧事情の悪いその当時、輸入穀物を食べて食中毒になる事件が相次ぎました。
原因を調べるとマメアサガオやホシアサガオその他のヒルガオ科の植物の種子が紛れ込んでいたのだそうです。
この仲間の種子には峻下作用(しゅんげ、下痢をおこさせる作用のこと)のある成分が含まれており、
これが原因のようです。
それを選り分けてうち捨てたものが帰化したと想像できます。

ちなみに、アサガオの種子を牽牛子(けんごし)といい、以前は漢方生薬として下剤に使われていました。
ただし、作用が強すぎるため量を間違えると危険なものでした。

ヒルガオ科の帰化植物は多いのですが、はじめは園芸植物して栽培されたものが野生化したほか、このような事情で帰化したものも少なくないのでしょう。
帰化植物はそのほとんどが明治から昭和の記憶を内包しているのです。

ホシアサガオの画像はwakadoriさんのブログをご参照ください。




081013P1271.jpg
003.

マメアサガオの画像を撮った場所は、ビルの狭間にあるわずかな空き地です。
10月半ばに撮りました。
もう何年も前からこの場所で毎年咲き続けています。
日本では越冬できない一年草ですから毎年実生で更新するのでしょうが、たくましいですね。
しかし、いずれ整地されてしまうのでしょうから、それまでの運命でしょう。





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Optio W60



参考文献
日本帰化植物写真図鑑 全国農村教育協会刊 2001.7
カラーブックス397 帰化植物 保育社刊 1977.6
カラーブックス566 身近な薬用植物 保育社刊 1982.5




投稿 2008/10/30
更新 2008/11/01 TB:マメアサガオ - ちゃれんじゃー のひとりごと
    2009/06/03 サムネサイズ
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2008/10/30|カテゴリー 植物についてComment↑このページのTopへ

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