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尖晶石ノート

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2017/10/18|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

D70s テスト撮影 6.露出補正

1.増感特性へもどる
 
 
 
 
露出補正について、具体的に露出が狂う場面を想定しながら見ていきます。


001_d70s_1066_0ev.jpg
601. 露出補正なし

背景に黒い布を張ってあります。
露出オーバーで白いガーベラは飛んでしまい、暗赤色のガーベラは明るい赤になってしまいました。

このような状況では被写体の露出に背景分の露出が加算されてしまい
目的の被写体の適正露出よりもずれが生じてしまいます。


003_d70s_1064_-1ev.jpg
602. 露出補正:-1.0

この場合の適正は-1.3EVくらいでしょうか。
基本的に目的の被写体よりも背景の方が暗いと感じたらマイナス側に補正します。
わかりにくいときは補正量を変えて何枚も撮っておきましょう。

オートブラケティング機能を使うのも有効です。
この場合はまずマイナス側に補正した状態でブラケティングをかけます。
初期設定では相対値で +-0 → -0.3 → +0.3 の順番で撮影されますが、
後で比較しやすくするために、-0.3(-0.5) → +-0 → +0.3(+0.5) にしておくことをお勧めします。



 
006_d70s_1069_0ev.jpg
603. 露出補正なし

こんどは背景に白い布を張ってみました。
やはり背景の露出に引っぱられてしまい、さっきとは逆のアンダーになってます。


009_d70s_1072_15ev.jpg
604. 露出補正:+1.5

適正露出は+1.7EVくらいでしょうか。
画面の中に目的の被写体よりも明るいものがあると判断したときはプラス側に補正するのが基本です。


010_d70s_1068_spot.jpg
605. 露出補正なし

スポット測光で茎の部分に合わせてみました。

露出が狂いやすい場面で使う方法としては露出補正の他にもう一つAEロックがあります。
目的の露出と同じ場所を見つけてそこの露出を測り、AEロックボタンを押しながらフレームし直します。
範囲が狭い場合はスポット測光に切り替えてから測ります。
どちらにしても何枚か撮りなおしておくといいと思います。

さらにコントラストを抑えめに設定しておくと後で調整しやすくなります。





ここで自動露出(AE)についておさらいしておきたいと思います。

基本としてカメラは反射率18%の灰色を同じ反射率18%の灰色に写すことを目指して露出を演算調整しています。
大体反射率18%近辺が写真を撮るときの明るさの平均値と考えられているからです。
そしてそれにあわせて絞り値とシャッター速度を調整して受光部に対する適正な光量を調整しているわけです。

カメラは画面全体の平均的な反射率を判断しませんので、
画面いっぱいに白いものがあってもそれを灰色に写るように露出を調整しますし、
黒でも同様に動作します。
そこで、撮影者の意図する白に、または黒に写るよう露出を補正する必要があります。

通常、画面の中には様々な明るさを放つものが存在しています。
被写体の適正露出を狂わせる背景や物は、
一般に画面の中央部よりも周辺部にある確率が高いです。
そこで画面中央部付近の露出を重要視して外側を軽視するように露出量を演算する方法が考えられました。それが中央重点測光です。

しかし、それも画面内に極端に明るいものや黒っぽいものが存在するとその影響を排除することは難しくなります。
そこで、画面をブロックに分け、極端に他のブロックと違う露出の値を示すブロックを選り分けて
そのブロックの露出値を軽視するように演算する方法が考えられました。
それが多分割測光です。
しかしそれも今回のように極端な明るさの差がある場面では対応し切れません。

撮影者が自分で露出を測る部分を絞り込むようにしたのが部分測光です。
さらに範囲を狭めたものがスポット測光と呼ばれます。





5.カラー設定へもどる < > 7.色飽和へつづく


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共通データ:
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di
絞り優先AE F3.2 ISO200 WB:オート 仕上がり:標準
三脚使用





投稿 2007/02/04
更新 2008/01/07 ほたる石画帖から移動、加筆修正
    2009/04/20 一部修正




 

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2007/02/04|カテゴリー 写真についてComment↑このページのTopへ

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