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尖晶石ノート

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2025/09/22|カテゴリー Comment↑このページのTopへ

2012/04/08 舞岡公園 3/3

1/3へもどる



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018.
タイワンリス  リス科ハイガシラリス属  台湾原産、特定外来生物

ヤマザクラの木の下にやけに花がたくさん落ちています。
通常はスズメの盗蜜の跡なんですが、
数が半端じゃないです。
どうやらこいつの仕業らしいです。

1950年代、伊豆大島で観光目的で飼われていたタイワンリスを神奈川県江ノ島に運び込んで飼い始めたところ、
逃げ出した個体が島内で繁殖を始めました。
その後、長さ300m以上ある弁天橋を伝って、
島を脱出した個体がいたと見られています。

住宅地が多い藤沢市内から、緑の多い鎌倉市内へ移動、
そこで大繁殖しました(鎌倉市内で個人的に飼われた個体が逃げ出したという説もあります)。
さらに南に進出した個体は三浦半島で、
北に進出した個体は横浜市内で殖えつつあります。

西に向かって相模川を渡ってしまうと、すぐ目の前は丹沢山系です。
さらには箱根、富士、日本アルプス山系への侵入を許してしまうでしょう。
また、北へ向かうと多摩丘陵を経て、奥多摩、秩父などの関東山地、そしてやはり日本アルプス山系へ。
もはや、タイワンリスの定着を防ぐ手だてはないのではないでしょうか。

タイワンリスは、果樹などに被害を与えているほか、
冬の餌の少ない時期は木の樹皮を囓って、その木を枯らしてしまいます。
雑食なので野鳥の巣を襲って卵や雛を食べることもあります。
これだけ適応力が旺盛だと、ニホンリスなどの在来種のニッチを圧迫することは容易に想像できます。
また、電線のビニールの感触が好きらしく、電線を囓って停電を招く被害も少なくないようです。
鎌倉市では条例でタイワンリスの餌付けを禁止し、
捕獲器の貸し出しを行って駆除に努めています。



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019.
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020.
ウグイス  ウグイス(ヒタキ)科  留鳥

普段は見通しの悪い藪の中で活動しているので、
どこで鳴いているのかわからないことが多いです。
このときは、珍しく目立つ場所で鳴いていました。
鶯色というよりも鼠色ぽいですね。



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021.
イロハモミジ (タカオカエデ)  Acer palmatum  カエデ科カエデ属  福島県から九州の大平洋側、台湾、朝鮮半島、中国



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022.
ソメイヨシノ  Prunus × yedoensis  バラ科スモモ属



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023.
ムスカリ・アルメニアクム  Muscari armeniacum  ヒヤシンス科ムスカリ属  地中海沿岸東部からコーカサス地方



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024.
アメリカスミレサイシン (ビオラ・ソロリア、ビオラ・パピリオナケア)  Viola sororia  スミレ科スミレ属  北米東部原産



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025.
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026.
マルバスミレ (ケマルバスミレ)  Viola keiskei  スミレ科スミレ属  北海道~屋久島、朝鮮半島、中国、シベリア東部

分類別サムネイル一覧>スミレ



なかなか広い森林公園ですが、植物の多様性は微妙な印象です。








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018. ~ 020. 022. ~ 026.
D90
SIGMA 70-300mm F4-5.6 APO MACRO

021.
Optio W60







投稿 2013/04/25




 

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2013/04/25|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

2013/12/22 高取山 3/5

1/5へもどる



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016.
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023.
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024.

今回の一番の目的がシモバシラの「氷の華」です。
高取山の山頂のまわりにはシモバシラの群落が見られ、密かな穴場になっています。

冬枯れした茎の毛細管現象によって地中から吸い上げられた水分が、凍りながら成長していきます。
シモバシラによるこの現象が特に顕著ですが、他の植物にも見られる現象です。

3番目の画像を見ると、前日の氷が溶け切る前に次のが成長しているが見てとれます。
しかし、日の当たる場所では午後には一度溶けてしまうようです。

4番目の画像では氷の膨張によって、茎が裂けている様子が見えます。
裂け目が拡がっていくと段々毛細管現象が弱くなり、できる氷も小さくなっていきます。
従って、見頃は12月の下旬から1月の初旬頃まで、できれば午前中がいいと思います。



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025.
シモバシラ 霜柱  Keiskea japonica  シソ科シモバシラ属

9月に町田の薬師池公園で撮ったものです。



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026.

こちらは目黒にある自然教育園で1月初めに撮ったものです。
植物園や森林公園などでよく植栽されていますが、やはり、冷え込みの強い山奥の方が霜が大きく育つようです。








4/5へつづく


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016. ~ 019. 021.
D90
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di

020. 022. 023.
D90
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

024.
E-PL5
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R

025.
D70s
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM

026.
D70s
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro








投稿 2014/03/05
更新 2014/03/09 一部修正




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2014/03/05|カテゴリー 雑木林Comment↑このページのTopへ

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