1/3へもどる018.
タイワンリス リス科ハイガシラリス属 台湾原産、特定外来生物
ヤマザクラの木の下にやけに花がたくさん落ちています。
通常はスズメの盗蜜の跡なんですが、
数が半端じゃないです。
どうやらこいつの仕業らしいです。
1950年代、伊豆大島で観光目的で飼われていたタイワンリスを神奈川県江ノ島に運び込んで飼い始めたところ、
逃げ出した個体が島内で繁殖を始めました。
その後、長さ300m以上ある弁天橋を伝って、
島を脱出した個体がいたと見られています。
住宅地が多い藤沢市内から、緑の多い鎌倉市内へ移動、
そこで大繁殖しました(鎌倉市内で個人的に飼われた個体が逃げ出したという説もあります)。
さらに南に進出した個体は三浦半島で、
北に進出した個体は横浜市内で殖えつつあります。
西に向かって相模川を渡ってしまうと、すぐ目の前は丹沢山系です。
さらには箱根、富士、日本アルプス山系への侵入を許してしまうでしょう。
また、北へ向かうと多摩丘陵を経て、奥多摩、秩父などの関東山地、そしてやはり日本アルプス山系へ。
もはや、タイワンリスの定着を防ぐ手だてはないのではないでしょうか。
タイワンリスは、果樹などに被害を与えているほか、
冬の餌の少ない時期は木の樹皮を囓って、その木を枯らしてしまいます。
雑食なので野鳥の巣を襲って卵や雛を食べることもあります。
これだけ適応力が旺盛だと、ニホンリスなどの在来種のニッチを圧迫することは容易に想像できます。
また、電線のビニールの感触が好きらしく、電線を囓って停電を招く被害も少なくないようです。
鎌倉市では条例でタイワンリスの餌付けを禁止し、
捕獲器の貸し出しを行って駆除に努めています。
019.
020.
ウグイス ウグイス(ヒタキ)科 留鳥
普段は見通しの悪い藪の中で活動しているので、
どこで鳴いているのかわからないことが多いです。
このときは、珍しく目立つ場所で鳴いていました。
鶯色というよりも鼠色ぽいですね。
021.
イロハモミジ (タカオカエデ)
Acer palmatum カエデ科カエデ属 福島県から九州の大平洋側、台湾、朝鮮半島、中国
022.
ソメイヨシノ
Prunus ×
yedoensis バラ科スモモ属
023.
ムスカリ・アルメニアクム
Muscari armeniacum ヒヤシンス科ムスカリ属 地中海沿岸東部からコーカサス地方
024.
アメリカスミレサイシン (ビオラ・ソロリア、ビオラ・パピリオナケア)
Viola sororia スミレ科スミレ属 北米東部原産
025.
026.
マルバスミレ (ケマルバスミレ)
Viola keiskei スミレ科スミレ属 北海道~屋久島、朝鮮半島、中国、シベリア東部
分類別サムネイル一覧>スミレなかなか広い森林公園ですが、植物の多様性は微妙な印象です。
コメントがある方は足跡帳へどうぞ
018. ~ 020. 022. ~ 026. D90
SIGMA 70-300mm F4-5.6 APO MACRO
021. Optio W60
投稿 2013/04/25
[0回]