○ 2005年5月12日から5泊7日でロンドンへ出かけました。
自由に使えるのは実質4日です。
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自然史博物館・ウィズレー植物園
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5・キュー植物園
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9・リージェンツ・パーク
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索引 001.
ヴァージンアトランティック航空のAirbus A340-600型です。
全長が747よりも長いんだそうです。
このデザインはいかがなもんだろ?
撮影:成田空港 2005/05/12 PowerShot G6
成田からロンドンの便は夕方に着くものが多いです。
着いた日はほとんど何もできませんでした。
002.
和名:シジュウカラ
英名:Great Tit
科名:シジュウカラ科
分布:ユーラシア大陸に広く
イギリス、日本とも留鳥
撮影:ロンドン市街 2005/05/13 PowerShot G6
備考:ヨーロッパ産の成熟した雄は日本のものに比べ胸の黄色みが強いです。
これはまだ若い個体か雌かもしれません。
003.
和名:ニオイアラセイトウ (ケイランサス)
英名:Wallflower
学名:
Erysimum cheiri (
Cheiranthus cheiri)
科名:アブラナ科
分布:南欧
撮影:Victoria Embankment公園 2005/05/13
備考:イギリスでは好まれているらしく、
どこの公園でも植えられてました。
日本の高温多湿にはやや弱いそうです。
004.
和名:ドバト
英名:Feral Pigeon
科名:ハト科
撮影:Victoria Embankment公園 2005/05/13
備考:南欧、北アフリカ、西アジアに分布するカワラバト Rock Doveを
家畜化させたイエバトが再び野生化したものです。
とにかくロンドンにはハトがたくさんいます。
ロンドンは歴史的建物だらけです。
また、一般の家屋も伝統的な煉瓦造りのものが多く、
ハトが巣を作りやすそうです。
手前の白い花はヒナギクです。後ほどまた登場しますので解説はそちらで。
ちなみに、背景のオレンジの花はニオイアラセイトウです。
005.
テムズ川から望む国会議事堂
時計塔はご存知ビッグベンです。
撮影:Hungerford橋 2005/05/13 PowerShot G6
ところで、街中を歩いていて意外と困るのがトイレです。
食事の際につい、コーヒーや紅茶を口にしてしまい、
外に出てイギリスの寒い空気に触れると自然とトイレが近くなりがちです。
ところが、ちょっとした公園へ行ってもあまり公衆便所は見かけません。
余程大きな公園じゃないと設置されてないようです。
街中に地下鉄の駅はたくさんありますが、
やはり大きなターミナル駅じゃないとトイレは無いです。
それも有料。大体20ペンス=約40円です。
では、どうするかというと、レストランやホテルで借りるのが常識なんだそうです。
ちなみに、広大な植物園へ行ってもトイレの数が少ないので
わざわざ遠回りを強いられることもありました。
イギリス人は紅茶やビールばかり飲んでいるのに
なんでトイレに困らないんだろう?
明日のためにWateroo駅を下見した後は
自然史博物館 Natural History Museumへ
(HPに日本語の詳しいガイドが置いてあります)
006.
自然史博物館の外壁です。
翼竜が見下ろしてたりしてなかなか洒落っ気が効いてます。
場所:自然史博物館 2005/05/13 PowerShot G6
007.
デザイン化された三葉虫発見!
場所:自然史博物館 2005/05/13 PowerShot G6
008.
内部のタイルも凝っています。
これは古代魚。
場所:自然史博物館 2005/05/13 PowerShot G6
009.
先ほどの翼竜を別角度から。
ちょっとすねたような表情がなんとも。
場所:自然史博物館 2005/05/13 PowerShot G6
010.
鉱物の展示室
一番奥から入口に向けて撮っています。
写っている柱の数を数えてみると22本。
一本の柱当たり展示ケースが2つ。幅は約1m×数m。
大型の鉱物は壁際の縦型ケースに。
縦型ケースは両サイドの窓と窓の間に一つずつ。
それに写っていませんが窓際にも横型ケースがそれぞれあります。
窓は柱と柱の間に一つずつ。
入口付近にも警備員つきの特別展示のケースがいくつかあります。
これだけ説明すればとんでもない量だとお解り頂けると思います。
それこそ星の数ほどの石が展示されてます。
1個1個じっくり眺めていてはきりがありませんので
ざっと流しました。後から考えたらこれ以外写真も撮っていません。
ちょっと心残りです。
場所:自然史博物館 2005/05/13 PowerShot G6
011.
小さ目のチラノサウルス
Tyrannosaurus rex化石も楽しみにしていました。
私が好きなのは三葉虫やアンモナイトなどの小型のものなんですが、
恐竜におされてほとんど展示されてませんでした。
恐竜関連は圧倒的な量でした。
場所:自然史博物館 2005/05/13 PowerShot G6
自然史博物館の建物の脇に小さな植物園 Wildlife Gardenがあります。
そこにはイギリスに自生する植物が集められてます。
012.
和名:ヒメフウロ
英名:Herb Robert
学名:
Geranium robertianum科名:フウロソウ科フウロソウ属
分布:北半球に広く、日本では石灰岩質の地域に限る
撮影:自然史博物館ワイルドライフガーデン 2005/05/13
013.
和名:アケボノセンノウ
英名:Red Campion
学名:
Silene dioica 科名:ナデシコ科マンテマ属
分布:ヨーロッパ全域、北アフリカ
備考:食用になります。
撮影:自然史博物館ワイルドライフガーデン 2005/05/13
(2006/05/29修正)
014.
和名:プリムラ・ブルガリス (イチゲサクラソウ)
英名:Primrose
学名:
Primula vulgaris科名:サクラソウ科サクラソウ属
分布:ヨーロッパ全域、トルコ、コーカサス
撮影:自然史博物館ワイルドライフガーデン 2005/05/13
備考:よく似た
P. x
polyanthaは花茎が次第に伸びます。
参照:
バラクラ・イングリッシュガーデン015.
和名:アワユキハコベ
英名:Greater Chickweed
学名:
Stellaria holostea科名:ナデシコ科ハコベ属
分布:ヨーロッパ北部に広く
撮影:自然史博物館ワイルドライフガーデン 2005/05/13
016.
和名:ベロニカ・モンタナ
英名:Wood Speedwell
学名:
Veronica montana科名:ゴマノハグサ科クワガタソウ属
分布:ヨーロッパに広く、北アフリカ
撮影:自然史博物館ワイルドライフガーデン 2005/05/13 PowerShot G6
備考:イヌフグリ・クワガタソウの仲間がいくつかあってちょっとした草むらには普通に見られました。
遠目に見て区別がつかなかったので一々確認してませんでしたが
ちゃんと見ていればもうちょっとまともな写真がそれぞれ残せていたかもしれません。
017.
和名:ムラサキシメジ
英名:Blue Foot Mushroom
学名:
Lepista nuda 科名:キシメジ科ムラサキシメジ属
分布:南米を除く世界中
撮影:ハロッズ 2005/05/13 PowerShot G6
備考:Pied de Bleuはフランス語で、直訳すると”青足”です。
日本でも食用として親しまれてますが、
栽培化はあまり進んでいません(一部地域では試験的にされています)。
ヨーロッパでは栽培化されています。
100g当たり(大体4・5本分?)£4.6でした。
£1=¥198で計算すると、約911円
そう、イギリス特にロンドンの物価は高いのです。
ところで、ムラサキシメジには英名もちゃんとあるのに
なんでわざわざ仏語で表記するのかな?
と、ちょっとひっかかったので推測してみました。
たぶん、フランス料理の素材として売られてるから仏語なのかもしれません。
大英帝国時代、王室では倹約を奨励していました。
その影響でイギリスの食文化は基本的に素朴な家庭料理がメインです。
日本もフランスも中国も、君主や領主が食通だと食文化が複雑になります。
移民の多いロンドンを歩くと世界中の料理屋があることに気づくと思います。
現代では地元の人たちもバラエティ豊かな料理が味わえるわけです。
また、伝統料理とフランスを代表した諸外国の料理を融合したモダンブリティッシュなる料理もあります。
ピエブルーもそういった料理に登場するのでしょう。
英語圏の人たちは元々マッシュルームが大好きです。
10cm以上もある大きなマッシュルームに
刻んだ具をはさんでオーブンで焼いた料理を食べましたが、
野趣に溢れていてとても美味しかったです。
ところが、なぜか野生のキノコ類は気味悪がって食べません。
一般に野生のキノコのことをToadstool(蝦蟇蛙の腰掛)と呼んで
妖怪の一種みたいなイメージを持っているようです。
カナダに行った際にガイドさんに地元の人はキノコ狩りをするのか
尋ねたことがあるんですが、
野生のキノコを喜んで食べるのは東アジア人とラテン系民族だけだそうです。
(ちなみにドイツ語圏、ロシア語圏の人たちもキノコ狩り好きです)
ひょっとして、ムラサキシメジをわざわざ仏語で売るのも
英語だと気味悪いイメージがぬぐえないからでは?
と邪推してしまいました。
ちなみに高級デパートの
ハロッズ Harrods店内には屈強な警備員が大勢巡回しており、
リュックを背負っていると手に持って下げてくださいと丁寧にお願いされます。
しかし、カメラ、三脚、交換レンズ、フィルム、上着、ペットボトル等が詰まったリュックを手で持って歩くのははっきり言って困難です。
警備員がいないのを見計らってショルダーバック風に片方の肩かけてみたのですが、
すぐに見つかって咎められてしまいました。
さっさとどこかに預けてしまった方が無難だったみたいです。
○ 三日目は
王立ウィズレー植物園 RHS Garden Wisleyへ行ってみました。
地下鉄を乗り継いで国際線ユーロスターの発着駅でもある
ウォータールー Waterloo駅へ、
そこからウォーキング Woking方面行きの在来線に乗り換えて
イーシャー Esher駅で下車。(時刻は
こちらで調べられます)
ロウアーグリーン・ロード Lower Green Roadバス停から
ギルドフォード Guildford行きのバスに乗って
ウィズリー・ガーデンズ Wisley Gardensで下車です。
時刻表は割と簡単にネットで手に入ります。
外国のバスの時刻のいい加減さは有名ですが、
このときは数分早くバスが来てしまいました(オイ!)。
アナウンスはわかりにくいので、
運転手さんにどこで降りるか伝えておくのが無難です
(帰りに失敗してしまいました)。
下調べにバスで行った人のサイトを探してみたのですが、
意外と少なかったです。
個人で、しかもバスで行く日本人は少ないんですね。
018. 019.
和名:キバナツツジ
英名:Yellow Azalea
学名:
Rhododendron luteum科名:ツツジ科ツツジ属
分布:東欧、西アジア
イギリスでは帰化植物
撮影:Wisley Gardenバス停からウィズレー植物園までの小径 2005/05/14
018. PowerShot G6
備考:レンゲツツジに近い仲間の落葉性ツツジです。
エクスバリーアザレアやニオイツツジの交配親の一つです。
Wisley Gardensのバス停から植物園までの間は
森林の中でちょっとしたショートトレッキングになります。
満開のYellow Azaleaの大群落が迎えてくれました。
もう1・2週間もずれたらまったく咲いてなかったかもしれません。
森中が甘い爽やかな香りに包まれて幸せな気分になれました。
本当に運がよかったと思います。
しかしながらイギリスではこれが増えすぎて駆除の対象になっているそうです。
020. 021.
和名:ヒアキントイデス・ノンスクリプタ (イングリッシュ・ブルーベル)
英名:Bluebell
学名:
Hyacinthoides non-scripta (
Endymion non-scriptus)
科名:ユリ科ツルボ亜科
分布:ヨーロッパ西部
撮影:Wisley Gardensバス停からウィズレー植物園までの小径 2005/05/14
021. 24mm
備考:かつてはツルボ属
Scilla に含まれていたこともありますが、
鱗茎が毎年更新される特徴があります。
参照:
バラクラ・イングリッシュガーデン時期的にもう咲いてないだろうなー、でもひょっとして?
と思ってましたが、まだ結構見られました。
ということは…
これから楽しみです。
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特に断りがなければ、
MZ-3
TAMRON SP AF 90mm F2.5
SINBI100
COOLSCAN II
作成 2005/08/03
投稿 2005/08/17
更新 2007/11/23 ほたる石画帖から移動、画像を一部差し替え
2010/08/28 サムネサイズ
2013/02/07 記事修正
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