1/3から見る019.
ホタルガイ 蛍貝
Olivella japonica マクラガイ科 北海道南部から九州、砂地、潮干帯から30m 16mm
020.
ミドリイガイ 緑貽貝
Perna viridis イガイ科 インド洋・西太平洋の熱帯域、潮間帯から10m 77mm
帰化動物です。
港湾施設などの排水管のまわりなど、人工的な環境で越冬しているようで、
ときに爆発的に大繁殖して問題になっています。
食用になりますが、貝毒を蓄積することがあるようで要注意です。
ニュージーランドで養殖されるパーナ貝(モエギイガイ)は安全です。
すぴるらすぴるら: ○ 翼形亜綱 Pteriomorphiaおん、ぼろん、ぼろん -菌蕈たちの横顔-: パーナ貝のパスタ021.
チヨノハナガイ 千代之花貝
Raetellops pulchellus バカガイ科 北海道南部から九州、中国、東南アジア、砂泥、潮間帯から100m 12mm
とても薄っぺらい貝で、他の貝と一緒に持ち歩いていると粉々に砕けてしまうので、
別にして動かないように砂などと一緒にフィルムケースなどに仕舞って持ち帰ってます。
水質の悪化に耐性があって、低酸素状態でも生きられます。
環境指標生物の一つだそうです。
022.
チドリマスオガイ 千鳥真蘇芳貝
Donacilla picta チドリマスオガイ科 房総から沖縄、マレーシア、インド、砂地、潮間帯 13mm
この大きさで成貝です。
朱鷺色の地に薄い殻皮が被ってなかなかきれいです。
023.
イソシジミ 磯蜆
Nuttallia japonica シオサザナミガイ科 北海道南部から九州、サハリン、千島、朝鮮半島、中国、河口付近、砂泥地、潮間帯から10m 39mm
たくさん落ちていました。食用にできるそうです。
024.
カガミガイ 鏡貝
Phacosoma japonicum マルスダレガイ科 北海道南部から九州、朝鮮半島、中国、細砂地、潮間帯から60m 44mm
潮干狩りでも採れますが、砂を吐かない上味が悪いので市場に出回ることは無いようです。
025.
コタマガイ 小玉貝
Gomphina melanegis マルスダレガイ科 北海道南部から九州、朝鮮半島、中国、東南アジア、外洋性の海岸、砂地、潮下部から60m 30mm
生きているうちは青みがかった灰色ですが、
アサリ同様、茹でると赤くなってしまいます。
乾燥させても次第に青味が抜けてしまいます。
食用にでき、時々生きたまま打ち上がることがあります。
今回は港から右、西方向へ相模川の河口まで歩きました。
40種ほど。まあまあじゃないでしょうか。
026.
緑色凝灰岩 グリーンタフ 16mm
緑色の部分は凝灰岩が変成したセラドン石Celadoniteです。
東丹沢をうろついていると、足下に緑色の綺麗な石がよく落ちています。
その昔、海底火山によって降り積もった火山灰が圧力と熱によって固まって凝灰岩になり、
さらに圧力を加えられ続けて緑色のセラドン石になりました。
その間に、フィリピン海プレートに乗ってきた伊豆半島の衝突による造山運動によって、
凝灰岩は山の上に持ち上げられたわけです。
東丹沢から流れ出た相模川の支流の一つに玉川というのがあって、
この川に産するセラドン石を曲玉などの加工品に利用したのが川の名の由来だそうです。
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019. 020. 023. ~ 025. PowerShot G11
021. 022. 026. E-PL5
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
投稿 2013/02/15
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