1/4へもどる・植物編2
○ケシ科
029.
英名:Golden corydalis
学名:
Corydalis aurea キケマン属
場所:グラッシ・レイクス Grassi Lakes
○アブラナ科
030.
英名:Reflexed rock cress ; Holboell's rock cress
学名:
Arabis holboellii ヤマハタザオ属
場所:バーミリオン・レイクス Vermilion Lakes
○ユキノシタ科
031.
英名:Spotted saxifrage ; Prickly saxifrage
学名:
Saxifraga bronchialis ssp.
austromontana ユキノシタ属
備考:シコタンソウ ssp.
funstonii var.
rebunshirerensis は別亜種.
場所:モレイン湖 Moraine Lake
032.
英名:Bishop's cap ; Common mitrewort
学名:
Mitella nuda チャルメルソウ属
場所:バンフ市内ボウ川の畔
参照:
2004/03/13 箱根○バラ科
033.
英名:Prickly rose
和名:オオタカネイバラ
学名:
Rosa acicularis バラ属
備考:ヨーロッパ、アジア、北米.
Wild rose
R. woodsii と似ているが,Prickly roseの方が大輪で棘が密生することで区別できる.
場所:フェンランド Fenland
解説:アルバータ州の州花です。
034.
英名:Thimbleberry
学名:
Rubus parviflorus キイチゴ属
場所:エメラルド湖 Emerald Lake
解説:ラズベリーよりも日本のカジイチゴや中国の甜茶に近い仲間です。
実はあまり美味しくないそうです。
ネイティブアメリカンは保存食に用いていたということです。
035.
英名:Trailing raspberry ; Five-leaved bramble
和名:コガネイチゴ
学名:
Rubus pedatus キイチゴ属
備考:シベリア〜日本〜北米北西部.
場所:エメラルド湖 Emerald Lake
解説:立ち上がらずに這い回る弱々しい感じのキイチゴです。
北海道の旭岳でも撮った記憶があります。
036.
英名:Shrubby cinquefoil
学名:
Pentaphylloides floribunda (Syn.
Potentilla fruticosa) キジムシロ属
備考:キンロバイ
Potentilla fruticosa var.
rigida の基本種?.北半球に広く.
場所:フェンランド Fenland
037.
英名:Silvery cinquefoil
和名:ヨウシュツルキンバイ (ウラジロロウゲ)
学名:
Potentilla anserina キジムシロ属
備考:アフリカを除く温〜寒帯に広く分布.
場所:フェンランド Fenland
038.
英名:Wild strawberry ; Scarlet strawberry
学名:
Fragaria virginiana ssp.
glauca オランダイチゴ属
備考:ノウゴウイチゴ
F. iinumae に似る.
場所:モレイン湖 Moraine Lake
解説:標高や環境にかかわらずどこにでも咲いていました。
一般に食用に供されている苺は、和名オランダイチゴ、学名
F. ×
ananassa といい、
北米東部産の基本種
F. virginiana と南米産の
F. chiloensis を交配したものです。
参照:
キュー植物園039.
英名:Old man's whiskers ; Prairie smoke
学名:
Geum triflorum ダイコンソウ属
場所:ジョンソン湖 Johnson Lake
解説:ダイコンソウやチングルマと違ってこれ以上は開きません。
040.
英名:Yellow mountain-avens ; Yellow dryad
和名:キバナチョウノスケソウ
学名:
Dryas drummondii チョウノスケソウ属
場所:グラッシ・レイクス Grassi Lakes
041. 042.
英名:White mountain-avens ; White dryad
和名:キョクチチョウノスケソウ
学名:
Dryas octopetala チョウノスケソウ属
備考:ヨーロッパと北米に分布.
チョウノスケソウ var.
asiatica は東アジアに分布.
場所:タカカウ滝 Takakkaw Fall、グラッシ・レイクス Grassi Lakes
043.
英名:Western mountain ash
学名:
Sorbus scopulina ナナカマド属
場所:エメラルド湖 Emerald Lake
044.
英名:Saskatoon ; Serviceberry
学名:
Amelanchier alnifolia ザイフリボク属
備考:実は食用.
Juneberry アメリカザイフリボク
A. canadensis は北米東部産.
(
浜名湖花博と
バラクライングリッシュガーデン参照)
場所:エメラルド湖 Emerald Lake
○マメ科
045.
英名:Field milk-vetch ; Purple milk-vetch
学名:
Astragalus agrestis (Syn.
A. dasyglottis) ゲンゲ属
場所:バーミリオン・レイクス Vermilion Lakes
解説:マメ科の植物をよく見かけました。しかし毒を含むものが多いようです。
また、蔓性のものが少ないような気がします。
生育できる期間が短いことと関係があるのかもしれません。
046.
英名:Late yellow locoweed ; Mountain locoweed
学名:
Oxytropis monticola (Syn.
O. campestris var.
gracilis) オヤマノエンドウ属
場所:フェンランド Fenland
047.
英名:Mountain golden bean
学名:
Thermopsis montana センダイハギ属
場所:ジョンソン湖 Johnson Lake
048.
英名:Tufted vetch ; Bird vetch
和名:クサフジ
学名:
Vicia cracca ソラマメ属
場所:フェンランド Fenland
○アマ科
049.
英名:Western blue flax ; Wild blue flax
学名:
Linum lewisii (Syn.
L. perenne ssp.
lewisii) アマ属
場所:ジョンソン湖 Johnson Lake
○スミレ科
050. 051.
英名:Early blue violet
学名:
Viola adunca スミレ属
備考:花径15mm,地上茎をもつ.アイヌタチツボスミレに似る.
Northern bog violet
V. nephrophylla は花径25mm,地下茎をもち,地上茎をもたない.
場所:バーミリオン・レイクス Vermilion Lakes
解説:意外とスミレの種類は少ないようです。
052. 053.
英名:Western Canada violet
学名:
Viola canadensis var.
rugulosa スミレ属
備考:エゾノタチツボスミレにやや似る.
場所:フェンランド Fenland
解説:ニョイスミレとオオバキスミレを足して2で割ったような感じです。
頻繁に群生が見られました。
○グミ科
054.
英名:Silverberry ; Wolf willow
和名:ギンヨウグミ
学名:
Elaeagnus commutata グミ属
備考:実は赤熟しない.そのままでは食用に不向き.
場所:バンフ市内ボウ川の畔
解説:これが咲いているまわりではユリのような甘ったるい香りがたちこめています。
○ミズキ科
055.
英名:Bunchberry
和名:ゴゼンタチバナ
学名:
Cornus canadensis ミズキ属
備考:白い部分は花弁ではなく苞.
サハリン,中国北東部,日本,北米.
場所:バンフ市内ボウ川の畔
解説:北米西部と日本の亜寒帯には意外と共通の植物が多いです。
かつて氷河期には地球上の水の多くは氷という形で陸上にとどまっていました。
そのため液体の水が減った分現在よりも海水面が下降し、浅いベーリング海峡は北米大陸とユーラシア大陸でつながっていました。
このとき両大陸間で人間を含む動植物が移動したのです。
現在は全地球規模の急速な温暖化によって陸上の氷が減少し、
水温の上昇による海水全体の膨張も重なって海水面の上昇による弊害が懸念されています。
>
3/4 植物編3へつづく
撮影はすべて
MZ-3
SINBI100
COOLSCAN II
登録 2005/04/23
更新 2007/11/20 ほたる石画帖から移動、ヤフブリから画像を移動、画像を追加、記事を分割
2008/01/12 TBP
2010/08/28 サムネサイズ
[0回]