1/15から見る子浦海水浴場で拾った貝です。
下の砂は子浦の物です。
101.
イシマキガイ
Clithon retropictus アマオブネガイ科
房総半島以南の河川
河口近くの河川に生息します。
新鮮な殻は上の様に茶色い殻皮に覆われていて、
成長すると殻頂部の石灰分が腐食されます。
海岸のやや南よりには五十鈴川の河口がありますが、
北の端の方にも小さな小川が流れ込んでます。
カノコガイの殻はその河口付近にたくさん落ちていました。
五十鈴川の河口付近は生活排水が入ってくるのか、
カノコガイには住みにくいみたいですね。
102.
カワニナ
Semisulcospira libertina カワニナ科
北海道~台湾、中国、朝鮮半島、淡水域
比較的水のきれいな河川に生息する巻き貝です。
前は珍しくもない貝でしたが近年数を急激に減らしています。
ホタルの幼虫の餌として有名です。
拾ったのは川を流れ下ってきたものです。
103.
ウラウズガイ
Astlarium haematragum リュウテンサザエ科
房総半島、男鹿半島以南、西太平洋域、潮間帯~水深30mの岩礁
サザエに近い仲間で、石灰質の厚い蓋を持ちます。
底の中心付近(軸唇)が桃紫色に染まります。
殻底に斑点がありません。
104.
ウズイチモンジ
Trochus sacellum rota ニシキウズガイ科
房総半島、男鹿半島以南、西太平洋域、潮間帯~潮下帯の岩礁
シッタカなどに近い仲間で、蓋は薄い革質です。
ウラウズガイとよく似ていますが、表面に赤紫色の模様があり、
底にも斑点模様がある事で区別ができます。
2007/10/05 南紀白浜105.
テングニシの卵嚢
Hemifusus ternatanus テングニシ科
房総以南、西太平洋・インド洋域、水深10~50m
卵嚢は海ほおずきとして知られます。
海ほおずきはテングニシの卵嚢に穴を開けて中の卵を取り除いた物で、
ホオズキの実同様口の中で音を出して遊ぶ玩具になります。
昔は食紅で色づけした物を江ノ島などのお土産物屋で売っていましたが、
今ではほとんど見かけないとか。(浅草のほおずき市では売っているそうです)
拾ったのは孵化したあとのものなので、
鳴らす事はできません。
106.
ヒメルリガイ
Janthina umbilicata アサガオガイ科
世界中の暖かい海
この仲間は粘液と泡で浮き袋を作り、浮遊して生活しています。
主にクラゲを襲って食べているそうです。
ヒメルリガイはこの仲間ではかなり小さい方で、
成長しても1cm弱、画像の物は6mmでした。
小さくても鮮紫色で美しいです。
まれに風に吹き寄せられて大量に浜に打ち上げられる事があります。
初めて入手できたので(しかもほぼ完品)今回はこれ一つでも大収穫です。
拾った貝は約40種。
それも状態の悪いものばかりで期待していたほどじゃなかったです。
まだ海水浴シーズンには早いので浜の清掃などはしていないと思います。
宿の女将さんよると日によって貝が波に寄せられたり持って行かれたりするそうです。
たまたまはずれの日だったみたいです。
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D90
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di
投稿 2010/09/24
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