晩秋の
横浜市立野毛山動物園へ行ってきました。
001.
クロツラヘラサギ コウノトリ目トキ科
分布:九州以南~ベトナム、北朝鮮の離島や中国遼東半島の離島で繁殖。
絶滅危惧種
くちばしの先が平たいへら状になっています。
水の中でくちばしを横に大きく振り、触れた獲物を捕まえます。
002.
003.
オシドリ カモ目カモ科
分布:ロシア東部、日本、
オシドリってこうやって見るところころしてて結構かわいいですね。
「おしどり夫婦」の例えがありますが、
実際には繁殖期以外は単独で生活していて、
繁殖期ごとにパートナーを変えることが多いんだそうです。
ちなみに雄は子育てに参加しません。
004.
ホウシャガメの子ども カメ目リクガメ科
分布:マダガスカルの一部
ワシントン条約で輸入が禁止されている動物です。
日本では初めてここの動物園で繁殖に成功したそうです。
まだ数センチほどの個体はちまちまとしていて愛らしい物です。
貿易港のある横浜という土地柄、取引禁止動物の密輸入が摘発され、
押収された動物がこの動物園に持ち込まれてくるそうです。
ここは珍しい爬虫類の展示が多いのですが、
何割かはそうした経緯で飼われている物だと思います。
展示されずに裏で飼われている物も相当数いると聞きます。
さて、この動物園の特徴は・・・・
005.
近!!
ライオン ネコ目ネコ科
ふくくん(2才)
006.
肉球まで手が届きそう。
007.
アカエリマキキツネザル サル目キツネザル科
分布:マダガスカルの限られた地域
初めて見ました。
おそらく、ズーストック計画で繁殖プログラムのために飼われている物だと思います。
結構な数が大きなケージで飼われていました。
008.
キツネザルの仲間は体温調節が苦手で、
よくひなたぼっこをするのですが、
アカエリマキキツネザルは仰向けになって寝転がっておなかに陽を当てるようです。
009.
ダチョウ ダチョウ目ダチョウ科
分布:アフリカの乾燥地帯に広く
ダチョウの目って、よく見るときれいなんですね。
010.
カグー ツル目カグー科
分布:ニュー・カレドニア
ニューカレドニア固有種の飛べない鳥です。
大きさはニワトリほど。
ツルに比較的近い仲間です。
一時人間の持ち込んだ野犬などにより絶滅寸前まで減りましたが、
現在ではかなり数が戻っています。
この動物園でも繁殖に成功しています。
011.
キタオグロワラビー カンガルー目カンガルー科
分布:オーストラリア北東部 ケアンズ近郊の限られた地域
落ちているドングリを拾って、奥歯でもごもごやってました。
012.
コンドル (目未定)コンドル科
分布:南米アンデス山脈
じゅんくん(16才)
013.
ヘンリエッタさん(19才)
コンドルも絶滅危惧種です。
人工飼育下での繁殖はかなり難しいようですが、
こちらの動物園ではかつて繁殖に成功したこともあるそうです。
立派なケージにいました。
ここのコンドルは人なつっこいそうで、すぐ目の前でひなたぼっこをしてました。
首の飾り羽根が柔らかそうです。
014.
015.
ジャガー ネコ目ネコ科
分布:メキシコから南米中部
黒いジャガーのおじゃがさん(17才)
動物園生まれで、小さいときの怪我で右前肢が無いです。
野毛山動物園は入園料無料です。
http://nogeyama-zoo.org/JR桜木町または京急日ノ出町から徒歩15分ほど。
無料とはいえ、ライオン、トラ、キリンなどがいる立派な動物園です。
数年前までゾウもいましたが、老衰で亡くなったそうです。
市内に大型動物園ズーラシアができた際に閉園の危機がありましたが、
地元の要望もあり、個体数を減らして存続とあいなりました。
横浜市は現在財政難の状態で、今でも経営は綱渡りなんじゃないでしょうか。
派手さはありませんが、のんびりと落ち着いた動物園で、
市民の憩いの場となっています。
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004.以外
D90
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro
004.
PowerShot G11
投稿 2010/01/15
更新 2010/08/25 サムネサイズ
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