1/29から見る 24/29 海岸植物から見る268.
イボキサゴ
Umbonium (
Suchium)
moniliferum ニシキウズガイ科
東北~九州、朝鮮半島、中国に分布
画像の物は13-14mm
たくさん落ちていました。
キサゴよりも色合いが派手です。
269. 270.
タマネコガイ
Eunaticina papilla lamarckiana タマガイ科
男鹿半島/房総半島以南、西太平洋・インド洋域に分布
画像の物は約17mm
小型のタマガイ類です。
よく似たネコガイよりもやや丸みがあります。
2009/03/15 三浦半島271.
メダカラガイ
Cypraea (
Purpuradusta)
gracilis タカラガイ科
陸奥湾以南、西太平洋・インド洋域に分布
画像の物は約15mm
こんな北国でタカラガイが拾えるなんて驚きました。
2008/03/15 荒崎海岸2009/03/15 三浦半島272.
バイ幼貝
Babylonia japonica エゾバイ科
北海道~九州、朝鮮半島
画像の物は約14mm
バイの子供です。
かつては煮貝として当たり前に食べられる貝でしたが、
今は店頭から姿を消しています。
スーパーなどで見かけるバイの煮貝はインド近辺から輸入される別の種類の貝です。
国産のバイは市場では黒バイと呼ばれて高級食材の仲間入りになっています。
現在、バイの生息数は激減しているのが実情です。
東京湾、相模湾、伊勢湾などではほぼ絶滅したとされています。
その原因は、船底にフジツボなどの生物が付着しないように
有機スズを配合した塗料を塗ったことにより、
それが環境ホルモンとして働いて、
バイの雌が不妊化したのだそうです。
現在、その塗料は世界的に使用を規制していて、
バイ漁も漁獲制限して資源保護に努めているのだそうです。
その努力が功を奏して、最近では漁獲量が少しずつ増えているのだそうです。
ちなみに、市場では「バイ貝」という呼び方もしますが、
「バイ」という名前は元々「貝」の音読みなので、
「貝貝」というおかしなことになってしまいます。
昔から「貝といえばバイ」というくらい当たり前な貝だったんでしょうね。
273.
マクラガイ
Oliva (
Musteloliva)
mustelina マクラガイ科
男鹿半島/房総半島以南、西太平洋・インド洋域に分布
画像の物は約23mm
これも南方の貝というイメージがあるのですが、
たくさん落ちていました。
内部が紫色を帯びるのが特徴です。
274.
ベンケイガイ幼貝
Glycymeris albolineata タマキガイ科
北海道~台湾、朝鮮半島、東シナ海に分布
画像の物は約12-16mm
これも大小大量に落ちてました。
この仲間は殻の形が線対称に近く、
歯板(蝶番)の形が特徴的です。
結構大きくなる貝で、食用になります。
275.
マダラチゴトリガイ
Fulvia (
Laevifulvia)
undatopicta (
Laevicardium undatopictum) ザルガイ科
房総半島以南、西太平洋・インド洋域に分布
画像の物は約12mm
これも南方系の貝のはずなんですが。
276.
チリボタンガイ
Spondylus cruentus ウミギク科
東北以南、西太平洋・インド洋域に分布
画像の物は約21mm
南方系の貝です。
湘南や三浦半島でもたくさん拾えますし、
和歌山やバリ島でもたくさん落ちていました。
スミレを撮った海岸で拾った貝たちです。
下の砂はそこの砂です。
貝を拾う時間は考えていなかったので、
わずかな時間でしたが30種ほど拾いました。
北国にこんなに種類がいるとは想像していなかったので驚きです。
対馬暖流侮れませんね。
こんなことなら電車1本遅らせば良かったです。
ちなみに、魚津や宮崎海岸にはほとんど貝殻は落ちていませんでした。
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D70s
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di
投稿 2009/07/20
更新 2010/08/25 サムネサイズ
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