1/29から見る 25/29 宮崎海岸 から見るというわけで帰ってきました。
天気にも恵まれ、大したトラブルもなく、
水も食べ物も美味しく、
内容の濃い充実した2泊3日でした。
ここからは帰ってから撮った写真です。
239.
宮崎海岸では3時間ほど時間が取れました。
実際にヒスイを探してみると緑色をした石は意外と多く、
怪しい物は片端から袋に放り込んできたのですが、
帰ってから見てもどれが本物のヒスイなのかはっきりわかりません。
画像は特に色の濃い物を並べてみましたが、
どうやらほとんどが軟玉などの別の石のようです。
でも、1つか2つくらいはヒスイなんじゃないかな~と思ってます。
240.
一番ヒスイぽいのを拡大してみました。
小さいですが鮮緑色をしていて美しいです。
約8mmほど。
241. 242.
こちらは石英ぽいですが、ヒスイの可能性もありそうです。
光を当ててみると内部が緑色に見えます。
約12mm。
243. 244.
こちらは黒っぽいですがどうでしょう。
石英の可能性が高そうです。
約8mm。
245.
おそらくヒスイだと思います。
緑色の部分はありません。
約27mm。
ヒスイは緑色と思いこみやすいですが、
本来ヒスイは無色の細かい結晶が集まってできているのでほぼ白色に見えます。
実際にヒスイ海岸で見つかるのも白や灰色の物の方が多いです。
緑色のものはクロムや鉄を含んだオンファス輝石やコスモクロアという別の鉱物が存在することで発色します。
ここから先は某筋から入手したプロが宮崎海岸で拾ったヒスイです。
246.
247. 248.
249. 250.
251. 252.
こちらもプロが宮崎海岸で拾ったもので、
ラベンダーヒスイと呼ばれる物です。
鉄とチタンを含んだオンファス輝石による発色です。
253. 254.
こちらは青ヒスイまたはコバルトヒスイと呼ばれる物で、
発色の要因はラベンダーヒスイと同様オンファス輝石によるものですが、
ストロンチウムを含んだ糸魚川石という新鉱物の場合もあるようです。
他にもピンクヒスイというのもヒスイ海岸で拾えるそうですが、
こちらは輝石類ではなく、桃簾石という別の鉱物です。
ヒスイ海岸で見つかるヒスイはこのような色がはっきりしている物は少なく、
全体が緑色という物はまずないと思った方がよさそうです。
色のはっきりしない物や日にかざしてみて一部が緑色というのがほとんどでしょう。
よほど運が良くなければ素人が短時間ではっきり緑色のヒスイを拾うのは無理だと思います。
小さな粒程度の物でも、最低1~2時間は見た方がいいんじゃないでしょうか。
それに、探している内にだんだんコツみたいなものがわかってきますし。
話では白っぽかったり灰色ぽい中に鮮やかな緑が部分的に透けて見えるような感じです。
表面はざらざらした感じです。
小さい結晶が表面でちかちか光って見えることがあります。
比重がやや高いので、粒の大きさの割にはやや重く感じます。
硬度が高いので全体が丸く削れていることは少ないようです。
ヒスイの見つけ方のコツみたいな物を掲載しているサイトがいくつかありますので、
事前に勉強しておくことをお勧めします。
25/29 ヒスイ海岸で拾った石2 へつづくスピネル式: ○ 珪酸塩鉱物コメントはこちらへどうぞ
D70s
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di
投稿 2009/07/17
更新 2009/08/03
2010/08/25 サムネサイズ
[3回]