1/29から見る229. 230.
散居については
23/29をごらんください。
231.
新潟県との県境にある
朝日町宮崎海岸です。
越中宮崎駅を下車、海岸まですぐです。
この近辺の海岸はヒスイ海岸ともよばれます。
ヒスイの原石が打ち上げられることで有名です。
三々五々、ヒスイを探す人々が波打ち際を歩く姿が見受けられます。
232.
浜は波で揉まれた玉砂利でできています。
夏は海水浴場になるそうです。
沖に波消しブロックが沈められ、その影響で近年ヒスイが打ち上がりにくくなっているそうです。
プロは海水に腰まで浸かって、長い柄のついた柄杓で採集しています。
中には素潜りで採る人もいるそうです。
肉眼ですぐ見つかるようなヒスイは大抵他の人に拾われてしまっています。
素人は1センチ程度の小さい物を狙うのをお勧めします。
233.
小さな石は立った目の高さからでは見分けられません。
波のかぶらないあたりに座りこみ、
大きめの石を手に持って、それで表面の石をのけると、
下から湿った細かい砂利が出てきます。
しゃがんで作業しているとひざがつらいですから、
何かお尻の下に敷く物を用意した方がいいかもしれません。
服装も地べたに座れる格好をお勧めします。
様々な色の石がありますが、
全体が緑色の物は
軟玉(ネフライト)などがほとんどです。
緑色をしたヒスイは非常にまれで、
白っぽい石や灰色っぽい石を透かしてみて部分的に緑色を帯びていればラッキーといった感じです。
表面の一部が緑色の石も多いですが、これはキツネ石や蛇紋岩という石がほとんどです。
詳しくはまた後ほど書きますが、
緑色を帯びた石は非常に種類が多く、正直素人が見分けるのは難しいです。
新潟県糸魚川市にある
フォッサマグナミュージアムという石の博物館に持ち込むと、
学芸員に鑑定してもらえるそうです。(ただし係の人がいないこともあるそうです)
あるいは駅周辺にあるヒスイを売っているお店にたのんでみると手の空いているときに見立ててもらえるかもしれません。
拾った石の詳しい説明は
26/29で。
234.
宮崎漁港
左のこんもりとした丘は鹿嶋神社の社寺林で、シイ、カシ、タブなどの照葉樹の極相林(原生林)です。
鹿島樹叢(かしまじゅそう)と呼ばれ、暖温帯常緑広葉樹林の北限なんだそうです。
対馬海流の影響なんでしょうが、意外ですね。
通常、常緑広葉樹は人間にとって利用価値が低く、
材木に使う針葉樹や、燃料や椎茸栽培などに使う落葉樹に植え替えられてしまうことが多いのですが、
社寺林は「鎮守の杜」として、手つかずのまま残されていることがあります。
日本古来から林床に自生する希少な植物や小動物に残された僅かな砦のような空間です。
235.
ハマエンドウ
Lathyrus japonicus マメ科レンリンソウ属
スイートピーの仲間です。
関東で見るものよりも色が濃い印象です。
236.
黄小町 3. トライアンフ (T)
越中宮崎駅のホームで咲いていました。
控えめなのにしっかり個性のある好ましい品種です。
237.
ヒアキントイデス・ノンスクリプタ (イングリッシュ・ブルーベル)
Hyacinthoides non-scripta (
Scilla non-scripta) ヒヤシンス科
ヨーロッパ西部原産
分類別: ヒヤシンス科238.
宮崎海岸から22キロほど東方にある新潟県糸魚川市を流れる姫川です。
ヒスイは主にこの川の流域に産し、海まで流れ出ます。
それが流れ流れて20キロ以上も離れた海岸で打ち上がるのですから不思議ですね。
24/29 ヒスイ海岸で拾った石1 へつづくスピネル式: 珪酸塩鉱物コメントはこちらへどうぞ
229. ~ 232. 234. ~ 237.
D70s
SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO /HSM
233. 238.
Optio W60
投稿 2009/07/16
更新 2009/08/20
2010/08/25 サムネサイズ
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