1/3から見る続いて、隣の
小山内裏公園へ移動。
023.
途中、側溝にタチツボスミレがしがみついているのを発見。
タチツボスミレはもっともありふれたスミレですが、
スミレ、アリアケスミレ、ヒメスミレと違い、古くからの住宅街ではあまり見かけません。
しかし、森林を切り開いたような新興住宅地ではよく見られます。
このあたりでも団地の芝生を藤色に染めていました。
024.
カンザクラ バラ科
2007/03/10 神奈川県自然環境保全センター 4/4025.
ヤブツバキ ツバキ科
026.
タチツボスミレ
027.
丘陵の尾根に沿って、不自然に広い道が走っています。
基本的に公園内には自動車は入れません。
この道は通称「戦車道路」と呼ばれてます。
太平洋戦争時、日本軍が戦車のテスト走行に使うために造成した道路です。
028.
029.
030.
ヤマザクラ バラ科
戦車道路に沿ってサクラが植えられています。
どれも立派な木ですが、ここの桜は染井吉野ではなくヤマザクラです。
染井吉野に比べると色が薄く、花着きがまばらですが、
不思議と趣のあるサクラです。
多摩丘陵にはマメザクラとエドヒガンザクラとの交雑種であるヤブザクラとホシザクラも自生しています。
いずれ探してみたいものです。
031.
キブシ キブシ科
032.
ここからも丹沢山塊と大山が見えますね。
右下は多摩境駅のホームです。
033.
カタクリ ユリ科
一部にカタクリを保護している区画があります。
花はそろそろ終わりでした。
分類別: ユリ科ユリ亜科034.
ロニケラ・フラグランティシマ
Lonicera fragrantissima スイカズラ科
中国原産
035.
小田切池
この森は太田川の水源で、川の水量調整のために人工の池が作られています。
その場に生えていたスギの木が立ち枯れて残っています。
036.
037.
隣接する住宅街にある桜並木です。
おそらく、小山内裏公園に端を発した大田川の上を塞いで造った遊歩道だと思われます。
この道を地図で辿ると南大沢駅の付近で再び川が地表に姿を現してます。
小山内裏公園は京王線多摩境駅のすぐ目の前にある広大な森林公園です。
しかし、敷地の大部分は高いフェンスに囲まれて保全されています。
森林には入れないので植物の観察にはあまり向いていないかもしれません。
大胆な運営方針ですね。
観察会が時々開催され、その際はガイドとともに人数制限で入ることが許されるそうです。
それでも、戦車道路は歩いていて気持ちが良く、サイクリングやジョギング、ウォーキングを楽しむ人々がたくさん集まっていました。
この近隣の市にまたがる新興住宅地は多摩ニュータウンと呼ばれてます。
新都心まで1時間圏内、新しい家々や団地が軒を並べ、
住宅街も駅前もなんともよそよそしい違和感のある町並みを形成しています。
十数年前に京王線の終点橋本のあたりを散策したことがあるのですが、
雑木林の丘を越えたら、突然目の前に赤土をむき出した広大な造成地が飛び込んできて、
驚いたのと同時になんとも絶望的な気分になったのを覚えてます。
あのとき林の縁で咲いていたコスミレがどうなったのかが今も気になって仕方がありません。
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023. 024. 028.~030. 031. 033. 034. 036. 037.
70s
TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro
025.~027.
D70s
Tokina AT-X 107 DX FishEye 10-17mm F3.5-4.5
032. 035.
Optio W60
投稿 2009/04/12
更新 2010/08/25 サムネサイズ
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