東京都世田谷区にある
桜丘すみれば自然庭園です。
2003年開園。
個人の邸宅跡地を財団法人と市民グループが中心となって公園として整備したものだそうです。
小田急線千歳船橋から徒歩10分ほど。環状八号線沿いにあります。
入園無料です。
3/15~4/5まで
日本各地のスミレ展が開催されています。
有志の栽培品を展示しています。
001. 002.
オオタチツボスミレ
Viola kusanoana タチツボスミレ亜節
北海道から九州の日本海側、四国の一部、東アジア、サハリン
特に多雪地帯に多いそうです。
タチツボスミレに比べると全体に大柄で、
花の色がやや薄く、距が白いのが特徴です。
003.
ナガハシスミレ
Viola rostrata タチツボスミレ亜節
北海道から本州の日本海側、北米北東部
やはり多雪地帯に多いそうです。
北米と日本に隔離分布しています。
距が上へ跳ね上がるのが特徴です。
004. 005.
オトメスミレ
Viola grypoceras f.
purprellocalcarata タチツボスミレ亜節
日本各地
タチツボスミレの白花品種です。
完全な白花ではなく、距がピンクを帯びるのが特徴です。
完全な白花はシロバナタチツボスミレといいます。
その名のとおりとても可憐なスミレですが、
和名の由来は牧野富太郎が箱根の乙女峠で発見したことによるのだそうです。
006.
ツクシスミレ
Viola diffusa (
V. diffusa var.
glabella) ツクシスミレ亜節
九州西部~沖縄
日本では民家の近くに多く、帰化植物ではないかとされます。
ニョイスミレに印象が似ていますが、葉がかなり特徴的です。
花は小さく、1センチほどです。
007.
ナンバンスミレ (ヤマツクシスミレ)
Viola diffusa var.
diffusa (
V. tenuis Benth.) ツクシスミレ亜節
台湾~ニューギニア、中国~ネパール
ツクシスミレの基本種で、ツクシスミレよりも花の色が濃いです。
008.
タカオスミレ
Viola yezoensis f.
discolor ミヤマスミレ亜節
ヒカゲスミレのうち、特に葉が銅色を帯びたものです。
主に高尾山で見られます。
基本種のヒカゲスミレは北海道から九州の太平洋側、東アジアの山地に分布します。
009.
アソヒカゲスミレ
Viola yezoensis var.
asoana ミヤマスミレ亜節
阿蘇山、広島
ヒカゲスミレのうち、葉が銅色を帯び、さらに3裂して矛型になったものです。
010.
キスミレ
Viola orientalis キスミレ節
山梨~九州の太平洋側、東アジア、アムール地方
低山の日当たりの良い場所に自生しますが、
その分布は点在的で、個体数はかなり限られています。
絶滅危惧II類(危急種)に指定されています。
鉢に刺してある札を確認していると、
明らかに咲いているものとくい違うものをいくつか見かけました。
ご存知のようにスミレ類の多くは種を弾き飛ばす性質があり、
他の鉢に紛れ込んでいつのまにか入れ替わったりします。
スミレらしいなと笑ってしまいました。
スミレは多年草とはいえ、個体の寿命はそれほど長くなく、
株分けや根伏せ、実生などで定期的に株を更新していかないと維持が難しく、
結構栽培に手がかかります。
011.
タチツボスミレ
Viola grypoceras タチツボスミレ亜節
北海道~台湾、東アジア
庭園内で自生していたものです。
この他にもヒメスミレやスミレが自生しているそうです。
012.
スモモ
Prunus salicina サクラ属
中国原産
梅、桃、桜に比べると控えめな印象の花ですね。
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006. 007.以外
D70s
TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di
006. 007.
PowerShot G6
投稿 2008/04/04 TB:
はなだより | 桜丘すみれば自然庭園に行ってきました更新 2009/02/25 サムネイルサイズ
2009/06/03 サムネサイズ
2010/08/25 サムネサイズ
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