1/2へもどる翌日は世界遺産グレートバリアリーフへ。
桟橋に集合し、大型クルーザーでサンゴ礁に設置されたポントゥーンという水上施設へ運んでもらいます。
今回はシュノーケリングを楽しみました。
水中眼鏡、シュノーケル、足ひれの他にライフジャケットも借りられるので、
泳げない人でも全然OKです。
日本から防水タイプのレンズ付きフィルムを持参しましたが、
つい夢中になっていたらあっという間に使い切ってしまい、
慌てて売店に買い足しに走りました。
帰ってから現像したのを見て、ほとんどまともに写っていないのにはがっかりでしたが、
あれはいい体験です。
017.
水に浸かりたくない人や小さなお子さんは、水中遊覧船でサンゴ礁を一周できます。
018.
メガネモチノウオ (ナポレオンフィッシュ)
ポントゥーン直下は数メートルの深さで、
スキューバの人たちがナポレオンフィッシュに餌付けをしていました。
初心者でも簡単なレクチャーだけで参加できるそうです。
019.
ソラスズメダイ
020.
アオリイカ
高級食材として知られるアオリイカの子供です。
背中の緑色の斑点が輝いて目を惹きます。
ひれ(いわゆるえんがわ)の縁が三角ではないので
一見コウイカの仲間に似ていますが、目玉がギョロギョロと大きく、
泳ぎが敏捷なので区別がつきます。
参照:
モンゴウイカ021.
ツムギアリ Green tree ant
極めて活動的で撮るのに苦労しました。
樹上で木の葉を綴って巣を作ります。
口にするとレモン味だそうで、アボリジニや南アジアの人達は食用にしています。
途中寄ったフィッツロイ島でショートトレッキングをしましたが、
ビーサンでジャングル歩きはちょっとつらいです。
翌日は野生のワニを見るツアーだったんですが、終日グズグズした天気の上、
肝心のワニにも会えませんでした。
このツアーではたまたま日本人客が他にいなく、
オーストラリア人ガイドのほかに日本人のガイドさんがつきっきりの状態に。
逆に気の毒になってしまいました。
まあ、雨のジャングルも趣のあるものです。
022.
ダイサギ
どこの大陸にもいるふつーの水鳥です。
023.
クサトベラ Beach Naupaka
Scaevola sericea (
S. taccada) クサトベラ科
世界中の熱帯域の海岸線 木本
日本でも種子島を北限に見られます。
オーストラリアには特にクサトベラ科の植物が分化して多いです。
024.
カヤタケの仲間?
025.
オオジョロウグモ Golden orb-weaver
Nephila pilipes公衆トイレの軒下に巨大なクモの巣が。
沖縄にも分布しているそうです。
026.
オーストラリアツカツクリ (キアシツカツクリ) Orange-footed scrubfowl
ツカツクリ科
自分で卵を温めず、落ち葉をかき集めて大きな『塚』を作り、
その発酵熱によって卵を温めさせます。
写真には撮れませんでしたがもっと大型のヤブツカツクリ Australian Brush-turkeyも見かけました。
027.
オオバゴムノキ (オーストラリアゴムノキ) Moreton Bay fig tree
Ficus macrophylla クワ科 オーストラリア原産
イチジクの仲間で、絞め殺しの木とも呼ばれます。
その実を食べた鳥や樹上生活する動物の糞が木の幹に着くことによって、
糞に混ざった種子が樹上で発芽します。
そこを起点に木をよじ登り、太陽光線を横取りしながら木全体を覆い尽くしてしまいます。
そうしてとり憑かれた木はやがて枯死してしまい、
とり憑いた方だけが
奇怪な姿で生き残るという寸法です。
水や栄養は自分で地面から吸収するので寄生しているわけではありません。
要するに樹木にとっても熱帯雨林で太陽を確保するのはそれだけシビアってことですね。
028.
モスマン渓谷 Mossman Gorge
雨に濡れるジャングルです。
このあたりの熱帯雨林も世界遺産に指定されています。
ツアーが日のあるうちに帰ってこられたり、朝早起きして散歩したりすると
たくさんの鳥を見ることができます。
029.
インドハッカ (カバイロハッカ) Common myna ムクドリ科
南アジアからオーストラリアの熱帯域に分布します。
街中で一番目につく鳥です。日本のムクドリを思わせますが、
もっと馴れ馴れしくて、鳴き声がやかましいです。
030.
ゴシキセイガイインコ Rainbow lorikeet ヒインコ科
砂漠地帯を除いて、オーストラリア中でよく目にする鳥です。
オーストラリアの朝や夕方はインコ達の戯れる姿が目を和ませてくれます。
ちなみに、木の方はトクサバモクマオウ (トキワギョリュウ)
Casuarina equisetifolia参照:
パース031.
ヨコフリオウギビタキ Willie wagtail ヒタキ科
これもオーストラリア中でよく目にする鳥です。
尻尾を上下左右に振る姿や複雑な鳴き声が目立ちます。
032.
チョウショウバト Peaceful dove ハト科 東南アジア、オーストラリア原産
やはりオーストラリア中で目にする小型の鳩です。
033.
ズグロトサカゲリ Masked lapwing チドリ科
黄色い頬垂れが目立つ変な鳥です。
034.
コシグロペリカン Australian pelican ペリカン科
町に面する海は干潟になっていて、朝夕には鳥たちが休んでいる光景を目にします。
035.
オーストラリアミヤコドリ Pied oystercatcher ミヤコドリ科
日本では希少なミヤコドリの仲間です。
手前はギンカモメ Silver gullです。
036.
オーストラリアヘラサギ Royal spoonbill トキ科
これまた日本では珍しいヘラサギです。
食事に関してですが、英国の文化を引き継いだオーストラリア人の味付けは変化に乏しく、
あまり当てにはできないんですが、
さすがにシーフードの素材はいいです。
また、インドネシアからの移民が多く、
フードコートで屋台風のエスニック料理が手軽に楽しめます。
オオコウモリのところでも述べましたが、ケアンズはトロピカルフルーツの栽培が盛んで、
特にマンゴーは濃厚な風味で極めて美味です。
日本では高級果物扱いされることが多く、
なかなか庶民が口にすることができません。
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撮影機材:
PENTAX SFX
NewTAMRON AF90mmF2.5
Sigma 24mmF2.8
PENTAX FA135mmF2.8
Kenko 2×TELEPLUS MC7
Velbon MINI-F
PENTAX MZ-3
PENTAX FA28-70mmF4
Konica 森羅100
写ルンです防水
COOLSCAN II
この記事は2003/11にYahoo!ブリーフケースにアップしたものを再編しました。
投稿 2007/11/18 記事を分割
更新 2010/08/27 サムネサイズ
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