9月も終わりの27日、ガーデンセンターでサフランの球根が値下げになっているのを見つけました。
10球入りで定価680円のところ、何度も値下げ札を重ね貼りしてとうとう200円に。
サフランは秋に咲くクロッカスの一種です。
一般に秋に咲く球根類は春咲きの球根類に比べて早く植えるので8月頃に売り出すのが普通です。
しかし、9月いっぱいくらいなら大丈夫です。
001.
サフランはクロッカスの中でも特に大きな球根になります。
性質は同属中でも最も強健ですが、開花球までに育てるのにたくさんの土と肥料を必要とします。
前はプランターに植えてせっせと肥料をやり、よく日に当てて育てたものでした。
しかし、他の球根を集めだすようになると、場所を取るサフランは一鉢残して隅っこに追いやってしまい、それもいつの間にか枯らしてしまいました。
しばらくサフランの球根を見かけても手にとることは無かったのですが、この日はつい魔がさしてしまったようです。
まず、買った球根は紙袋に入れて冷蔵庫に一月ほど寝かせます。
理由はあとで説明します。
10月25日
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ご覧のように中心から太い芽が何本か出ていますが、花芽は夏の休眠中に完成されています。
中心以外から出る細い芽は無駄なので、すべて掻きとってしまいます。
来年の開花球は期待していないので、場所を取らないようにミニプランターにぎゅうぎゅうに詰めて植えました。
11月20日
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きれいに咲きそろいました。
実は、サフランは普通に植えても咲くのは11月頃です。
しかも、葉の方が先にぼさぼさ生えてきてしまい、花は後からぽつぽつと咲き出すので上の写真のようにきれいに咲きそろいません。
ぎりぎりに植えると急いで咲こうとするので葉より上に一斉に咲くわけです。
しかし、来年の球根を作ろうと思えば早くに植えるに越したことはありません。
後から出てくる細いわき芽もひねって抜いてしまいましょう。
下の写真は別の年に普通に植えたものです。
004.
サフラン
Crocus sativus自生は見られない園芸植物です。
来歴ははっきりしていませんが、ギリシャに自生しているクロクス・カルトライティアヌス
C. cartwrightianus の3倍体ではないかと考えられています。
参照:
WikipediaGoogle005.
さて、サフランの楽しみといえば美しく香り高い花もそうですが、やはり雌しべも捨て置けません。
一つの花から3本採れますが、これは一つの雌しべが途中から三つに分かれたものです。
10球分からこれだけ収穫できました。
200円分以上はあるでしょうか?
006.
そして、ここからが仕上げです。
この雌しべを全部使ってパエリヤを作ってみました。
レシピ:
サフランは指で揉みほぐして、煮立てた白ワイン大さじ2で振り出しておく。
米2カップは研がずに軽く洗って、ざるにあけておく。
ニンニク輪切りと鶏肉、エビ、貝類、イカ、
赤ピーマン、マッシュルーム(ブナシメジ、エリンギでも可)は、それぞれ炒めて取り出しておく。
底の浅い鍋(フライパンでも可)に、スープとトマトの水煮缶1/2缶分合わせて2と1/2カップ、
塩小さじ1、こしょう少々して煮立てる。
米を入れて表面を均す。
蓋をして、弱火で10分。
サフラン液をふりかけ、具、湯むきしたトマト1個のくし切り
を上に並べてさらに10分火にかける。
ピーマン、ブロッコリーなど緑のものは途中から加える。
鍋底がピチピチ音をたてているのを確認できたら火を止めて、5分蒸らす。
オリーブ油、刻みパセリを振りかけてから盛り分け、レモンを添える。
今回はカキを使ってみましたがいまいちでした。
サフランももう少し入れたいところですね(苦笑
スカンピ海老のパエリヤ分類別>
アヤメ科コメントはこちらへどうぞ
004.
PENTAX SFX
NewTAMRON SP AF90mmF2.5
F2.5 1/250秒
エクタクローム200 (ED200)
1992/11/11撮影
それ以外
COOLPIX990
かなり色を修正してあります。
この記事は、2002/01に某掲示板へ投稿した記事を再編したものです。
投稿 2006/09/04
更新 2007/12/23 ほたる石画帖から移動、画像2枚差し替え
2010/08/27 サムネサイズ
2013/01/17 リンクを追加
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